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『よし、できた。』
「ん、ありがとな。」
傷口を消毒し、包帯を巻く。
巻き終わるといつもみたいに微笑んで
"教室に戻ってて"と私の頭をぽんぽんと撫でた。
「A、」
『……？』
「…お前は甲斐の事が好きか？」
『え、隼人ですか？
…好きですよ、だって幼馴染だもん。』
教室に戻ろうとすると、
後ろから呼び止められて足を止めれば
予想もしていなかった言葉を言う先生に
思わず拍子抜けしてしまった。
隼人は小さい頃から仲良くしてきた幼馴染だ。
"ぶっきらぼうだし、最近は反抗ばっかで
先生にもいっぱい迷惑かけちゃってるけど
でも本当は優しくて、
思いやりがあるって知ってるから。
だから隼人は大切な幼馴染"
そう先生に笑って伝えると
先生は少し安心したように笑った。
『でも、なんで隼人…？』
「…お前はもう少し危機感を持て。
甲斐との距離感、近すぎだ。」
『え？』
「お前は俺の傍にいればいい。」
どういう事、ですか…？
一颯先生は妖艶に笑って、
その先は教えてくれなかった。
水越「もし、女子がやったとしたなら
犯人は茅野じゃない？」
茅野「へ？」
水越「だって澪奈の事ずっと追い回してたじゃん。」
教室に向かえば、
涼音がさくらを犯人だと話していて
涼音は何処までもさくらが許せないんだなと
溜息が出て、教室のドアを開けた。
『もうちょっと冷静になろうよ。』
茅野「A」
水越「いいよね、Aは。ぶっきーの
お気に入りだから何の被害もないもんね。
今だってぶっきーと仲良くしてたんでしょ？」
『……。』
「さーて、そろそろ約束の時間だぞ。
どうだ、やり逃げXさん。
名乗り出る気になったか？」
まるで先生はタイミングを図ったかのように
教室に入ってきて、クラスを見回した。
しかし、手を挙げる者は誰もいなく
「んー…しょうがないなぁ。
じゃあ誰かに裁きを受けて貰うか。」
教室が静まり返り、一気に緊張感が走った。
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lee2525(プロフ) - 影山零菜ではなく「景山澪奈」ですよー！ (2020年9月21日 22時) (
レス) id: 56ee837b6a (このIDを非表示/違反報告)
佐藤結依(プロフ) - 柚月ではなく唯月ですよー！ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 6860fcb22d (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 間違えました！澪奈じゃなくて、作者さんは零奈でした！すみません (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 澪菜の澪菜が澪奈になってると思います！間違ってたらごめんなさい！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 途中から中尾君が長尾になってますよ。それと香穂の漢字は香帆が正解ですよ。 (2019年2月2日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心結 | 作成日時：2019年1月30日 17時
