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＿＿your side
『っ…！いたぁ……』
「大丈夫か…？」
目を開けたら目の前に先生がいて
身体を起こそうとすると
腹部の痛みが襲ってきて思わず顔を顰めた。
「ごめんな…。痛かっただろ。」
『私は大丈夫です。』
「無理するな。俺には隠さなくていいから。」
『ふふ、ありがとうございます。
……先生、中尾君は、？』
「今は眠ってるよ。でも、大丈夫だ。
ただ、他の生徒は中尾は亡くなったと思ってる。
だからこれはAと俺だけの秘密だ。
守れるね？」
『…はい。』
「ん、いい子だ。」
そう言って頭をぽんぽんと撫でる先生は
さっきまでの面影がなくて本当に優しく微笑んだ。
きっと、先生が今していること
そしてこれからする事にはきちんと意味があって
成し遂げなくてはならない何かがあるんだ。
だから、私は先生を信じるよ。
「今日はここで寝てっていいから。
ゆっくりしていって。」
『え…っ！？』
「なに、Aは俺とじゃ嫌か？」
『いや、そういうわけじゃ…！
て、てかずっと気になってたんですけど
前までAだったのに、どうして急に名前…』
「嫌か？」
『嫌、じゃ…ないです、けど……』
あまりにも平然として言うから
あれ、私がおかしいのかな？なんて。
急な展開に着いていけず、ただ体温が上昇していくばかり。
大人の余裕ってやつだろうか。
先生は狡い。
「本当はAには先生、じゃなくて
下の名前で呼んでほしいんだけどな。」
『え……？』
「いいじゃないか。
甲斐は名前で呼んでるんだから。」
本当に、あの先生なのだろうか。
今日は本当に色んな先生を見た気がする。
"………一颯せんせっ"
先生にし聞こえないくらい小さく呟くと
先生は満足そうに笑った。
「さぁ、もう寝なさい。
明日もまたあるんだから。」
そう言って毛布を掛け直してくれて。
こんな状況じゃ寝れないよ、と思っていたが
今日は色々な事がありすぎた。
瞼を閉じれば、すぐに睡魔は襲ってきて。
「おやすみ、A」
微睡みの中でそう先生の声が聞こえた気がした。
＿＿1day end
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lee2525(プロフ) - 影山零菜ではなく「景山澪奈」ですよー！ (2020年9月21日 22時) (
レス) id: 56ee837b6a (このIDを非表示/違反報告)
佐藤結依(プロフ) - 柚月ではなく唯月ですよー！ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 6860fcb22d (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 間違えました！澪奈じゃなくて、作者さんは零奈でした！すみません (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 澪菜の澪菜が澪奈になってると思います！間違ってたらごめんなさい！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 途中から中尾君が長尾になってますよ。それと香穂の漢字は香帆が正解ですよ。 (2019年2月2日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心結 | 作成日時：2019年1月30日 17時
