【ONE PIECE】とろけるマカロン 5

エピローグ ページ30

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魚人島へ向かうべく深海へと進む、サウザンド・サニー号。




ルフィ「A〜A〜」



A「はいはい生きてますよ」



私の肩に頭をもたれて名前を呼び続ける、麦わら海賊団船長 モンキー・D・ルフィ。



2年経っても甘えん坊は直らないようで、会ってからという物、私にべったりと張り付いている。



ルフィ「は〜…夢じゃないんだな〜！現実なんだよな！」


A「あはは、夢の方が良かった？」



ルフィ「え!!!?」



冗談で言ったのに、ルフィは私が言った途端ぶわっと涙を溢れさせた。




A「も〜…冗談だってば…。ほらほら、私は生きてるから！涙拭いて〜」


ハンカチなど持ち合わせていない私は、ルフィの涙を手で拭ってやる。



…こういうの、普通男の人がやるよね…





ルフィ「おう！もう大丈夫だぞ!!


おれ…これからは絶対Aの事守ってやるからな!!! エースと約束したんだ!! …もう絶対離さねェ!!」



ぎゅっと抱きしめられると、少し大きくなったルフィの体に胸がキュッとなった。






ルフィ「おれ、Aの事好きだ！」



A「っへ!!!? …あ…あぁ……私も好きだよ」




いきなり私が好きだと言うので、動揺してしまったけど、これはルフィにはよくある事だ。


落ち着いて返事を返す。




ルフィ「ほんとか!!!? んじゃ……A、顔ちょっとこっち向いてくれ！」



A「？」



言われるまま顔をルフィの方に向けると








ーちゅっ





重なった唇と
軽いリップ音



目の前には至近距離のルフィの顔




A「へ……………」



ルフィ「しししっ!! レイリーから教えてもらったんだ！




愛してる!!! A!!」





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A「☆%※〠×$!!!?」



ルフィのキスと言葉に、ぼしゅっ!!と上気し出した顔。耳までゆでダコのように真っ赤に染まってしまった。


眼前には少し照れた様子のルフィがいつもの笑みを浮かべている。



A「ル……ッ!!? ルヒ…ッ!?」




サンジ「オラァ!!! こんのクソゴム!! 何お前だけ抜け駆けしてんだ!!!」


ゾロ「さっさとAから離れろ!!」




ルフィ「は?? え?? なんで???」



理由のわからないルフィは憤慨したゾロとサンジ君にベリっと引き剥がされて、どこかに行ってしまった。






A「……………ふふっ！




私もだよ。ずっと待っててくれてありがとう







ルフィ」









HAPPY ✲ﾟEND



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