【ONE PIECE】とろけるマカロン 5

残酷な現実を受け入れろ ページ1

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深い深い意識の中＿＿＿＿__



私は、




死んだかな




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舌に感じたのは、あの時の星くずの味＿＿＿＿__





私は混濁とした意識の中で再び目を閉じたのだった。






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A「っは!!! はっ……はっ………はぁっ…………」





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突然現れた酸素の感覚に、私は飛び起きた。




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しかし、私の視界を埋め尽くしたのは、天界なんかではなかった。…ましてや地獄でもない。ここは…………




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A「……私の、部屋…………？」



水玉の柄をしたカーテン、ピンクのじゅうたん、机収納の2段ベッド。極めつけは、本棚に並んだONE PIECE。



紛れもなく、ここは私の部屋だ。




A「……嘘………だって私 海に落ちて………！……




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もしかして、全部……夢だったの…？」





部屋も至って清潔。1年ほどあっちに居たけれど、ただ私があっちの世界に居たと勘違いしていた、だけかもしれない。





私は自分のケータイを起動させる。すると、何故か充電は100%を示していて、不審感を感じた。



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時は、あのトリップした時からちょうど丸一年経っていた。




足元のピンクのアンクレットがキラリと輝いた。




A「……よかった…」





どうやら、あの世界で体験した事は現実だったらしい。





私はほっとため息をついて安堵するも、自分に不甲斐なさを感じた。




A「………また、…生きちゃった……」




頬をつねると、じんじんと熱を帯びて痛み出した。どうやらこちらも現実の様で、息をしている私を心の中で恨んだ。




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嗚呼、神様はなんて残酷なんだろう………。






☀︎主人公ちゃんがトリップしたのは高1の冬です。で、一年経って戻ってきたので今は高2の冬。


ちなみに、ワンピと現実の時間の流れは一緒にしています。


実は、早くトリップしたくて現実の設定すっ飛ばしちゃったんですよね。


なので、次の設定よく読んで下さいまし…


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