その笑顔を [Fischer's] (ページ35)

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スマホページ35

ンダホside
シルクは努力家でめちゃくちゃ強い。

それは知ってる。

けど、ムリしちゃうのが悪い癖。

シルクが外に出ていこうとするのを止める時、俺こんなに大きい声出したの久しぶりだなって思った。

そのくらいシルクを止めるのに必死だったんだ。

シルクの話を聞き終わると皆情報交換を始めた。

マサイ「佐山って奴、今俺が来た時はいないっぽかったけど」

モトキ「俺、若い男見たよ。たぶんあいつだと思う」

ダーマ「ここに1番最初に来たの俺だけどそんときはいなさそうだった」

メンバーがここに来た順番は、ダーマ→マサイ→ザカオ→モトキ→ぺけの順番。

マサイが見てなくてモトキが見てる…

ンダホ「ザカオは見た？」

ザカオ「俺は見てない。俺とモトキの間に来たんじゃないかな」

ぺけ「俺が来た時はあいつスマホいじってたよ」

一通りの情報交換が終わると数秒沈黙が続く。

スマホでなにしてたんだろ。
こんな時にゲームする？
それとも誰かに連絡とってた？

シルク「まさかAさんにじゃないよな？」

シルクも同じ事を考えてたらしい。

ンダホ「可能性はゼロじゃないけど、来ないでってシルク言ったんでしょ？」

モトキ「でもAさん正義感強いし、シルクが……殺される、とかなったら走ってきそうじゃない？」

シルク「たぶん…ていうか絶対来る」

Aさん優しいから…

ダーマ「とりあえず、佐山をどうやって捕まえるかだろ。そっから1個ずつだ」

ンダホ「7人で飛びかかるしかないんじゃないかな」

ザカオ「ンダホ飛び乗れればもう勝ったでしょ」

シルク「俺もそれが1番だと思う」

皆の賛同で"全員飛び乗り作戦"に決まった。

そして全員がエレベーターで1階についた時だった。

バーーン