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1人じゃない ページ34

シルクside
プルルルルル

『はい』

シルク「Aさん、今どこにいますか?」

『おつまみ持っていこうかと思ってシルクさんちの近くのコンビニにいます』

シルク「そのまま家に帰ってください!」

『え?何かありました?』

シルク「佐山が、俺の家の前をうろついてるみたいなんです」

『佐山さんが…?』

佐山の名前を聞いてAさんが驚いているのが電話越しでもわかる。

最近佐山からの音沙汰がなかったからだ。

シルク「とりあえず佐山は俺がどうにかします。Aさんは家に帰ってください」

『どうにかって、私のせいでシルクさんが怪我するなんて嫌ですよ?』

シルク「大丈夫ですよ。今までずっと、大事な人を守るためにこの体を鍛えてきたんですから」

『でも…』

シルク「俺に任せてください」

俺が怪我するなんてどうでもいい。
Aさんが危険な目にあう事だけは避けたい。

ただ一心にそう思った。

『わかりました。…くれぐれも気をつけてくださいね』

シルク「はい」

電話を切って外に出ようとすると、

ンダホ「なに1人で解決しようとしてんのさ!」

いつになく迫力のある声が聞こえた。

ンダホ「さやまって誰?シルクは何をしようとしてるの?なにか危険な事なの?」

シルク「大丈夫d… ンダホ「大丈夫じゃない!」

!!

ンダホ「皆今こっちに向かってる。シルクが電話してる間に呼んだ。お願いだから、全部話して」

シルク「……おう」

こういう時のンダホは本当にすごいと思う。
暴走しそうになる俺をいつでも止めてくれる。

少し経つとメンバー全員が俺の部屋に集まった。

俺は今までの事を全部話して、これから佐山を捕まえにいこうとした事を告げた。

モトキ「バカなの?」

ダーマ「バカだな」

マサイ「俺達そんなに頼りになんないかね」

シルク「そういう訳じゃないんだけど…」

ぺけ「シルクは色々1人でやろうとし過ぎなんだって」

ザカオ「確かにシルクは強いけどさ」

ンダホ「シルクは1人じゃない。7対1ならもっと強いでしょ?」

あぁ、こんなに頼りになる仲間が俺にはいるんだな。

シルク「ごめん!そんで、ありがとう!」

皆に向けて深く深く頭を下げた。

ンダホ「よしっ。佐山捕獲作戦を考えよう!」

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設定タグ:Fischer's , シルクロード , 月花*   
作品ジャンル:恋愛
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KAmi(プロフ) - とっても面白くて好きです!程よいキュンキュンが良い!!更新待ってます!! (2018年11月15日 3時) (レス) id: b67e91f69f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月花* | 作成日時:2018年10月25日 22時

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