その笑顔を [Fischer's]

全員撮影 ページ30

Aside
久しぶりにシルクさんの撮影。

といってもシルクさんだけじゃなくてフィッシャーズのメンバー全員で遊んでるところの写真。

場所はまだ決まってないから、今シルクさんの部屋で話し合い中。

『どこがいいですか？』

ンダホ「海とかは？」

ダーマ「俺山派」

マサイ「聞いてねーよw」

何言ってもボケに繋がるw

『フィッシャーズといえば！って場所ないですか？』

シルク「フィッシャーズといえば…」

メンバー「「アスレチック？」」

ハモったよw
アスレチックで決定だねw

アスレチックに決まったのはいいけど、私はアスレチックに詳しいわけではないから、場所はフィッシャーズの皆に決めてもらった。

シルク「よしっ、ここにするか」

Fischer's「「レッツゴー！」」
......................................................
そしてやって来たのは、シルクさんが住むマンションから少し離れた所にある公園。

『公園、なんですね』

シルク「なんか、撮影で行くようなとこじゃなくて日常的に遊んでそうなところが良くて」

まあ、日常風景を撮るのが好きな私にとっては好都合だ。

YouTuberのFischer'sとしてじゃなく、中学校から仲のいい7人組としての日常を撮ってみたい。

なんかワクワクしてきた！

『じゃあ皆さん、適当に遊んでください！』

私がそう言うと、なぜか皆周りの様子を伺って動かなかった。

『？』

マサイ「遊んでって言われるとどうすればいいかわかんなくなるw」

シルク「なんか今、感じた事のない空気だったw」

そういう事か。
無意識でやってる事を意識してやるのは難しいと。

じゃあどうすれば…

ダーマ「……俺が1番！」

モトキ「えっ、ちょっと待て！」

ンダホ「ダーマずるい！」

少し固まった空気の中ダーマさんがアスレチックに向かって走り出した。

そしてそのあとをモトキさんとンダホさんが追いかけていく。

他のメンバーは少し驚いたようだったけど一瞬で遊びモードに切り替わった。

シルク「ずりぃ、待て！」

マサイ「俺絶対追いつけないわw」

ザカオ「シルクはやっw」

ぺけ「ちょっと待ってよ〜」

さすがはダーマさんって感じだね。

空気を変えるっていうか、いい意味で流れとか周りを気にしない。

好きなように生きる、みたいな。

パシャッ

パシャッ

本気顔、変顔、笑顔。
どれもキラキラ輝いていた。

私がカメラをかまえて皆を撮影していると、マサイさんが近づいてきた。

『どうかしました？』

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