その笑顔を [Fischer's] (ページ17)

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慣れページ17

シルクside
すると、ガチャッとドアが開いた。

それと同時に部屋の中へ走っていく。

ドアを開けていた佐山は体当たりで突き飛ばした。

シルク「Aさん！」

『ひるうしゃんっ！(シルクさんっ！)』

口を布で縛られたAさんがいた。

佐山はさっきの体当たりで床に頭をぶつけたらしく、廊下でのびていた。

シルク「外しますよ」

俺がそう言うとAさんはくっと首を下に向けた。

『…っはぁ。ありがとうございます。ほんとに怖かった…』

シルク「間に合ってよかった。秋葉原にいた時点で助けられなくてすみません」

『いえいえ！助けてくれただけで本当に嬉しいですよ』

佐山が起きてしまう前に出ようと、Aさんの手をとった。

シルク「今外にタクシー止めてあるので行きましょう」

『はい！』

のびている佐山をあとに、2人でタクシーに戻った。

運転手「連れ戻せたんですね」

シルク「はい。本当にありがとうございました」

運転手「力になれて嬉しいです。行き先はどちらへ？」

Aさんの方見ると『行きます』と一言。

もう俺が誘わなくても来てくれるようになってるw

運転手さんに俺の家の住所を伝え、Aさんの手をそっと握った。

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文字数の関係で、変なところで切れちゃいました、すみません！

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