その笑顔を [Fischer's] (ページ13)

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彼シャツ（？）ページ13

シルクside

ダーマとマサイがぶつぶつなんか言ってるけど、気にしない事にした。

ダーマ「俺にも優しくしろー」

マサイ「冷血漢ー」

ダーマ「たらこー」

マサイ「お前に心はないのかー」

シルク「おい、途中関係ない悪口言ったのどっちだw！」

今たらこって聞こえたぞ。

ダーマ・マサイ「どーっちだ」

シルク「声揃えてんじゃねーw」

俺達やり取りを他のメンバーはゲラゲラ笑いながら見ていた。

『着替えてきましたー…』

扉がそっと開いてAさんが出てきた。

パーカーもズボンも少しダボッとしていて、萌え袖みたいになっている。

シルク「なるべくちっちゃめの持ってきたんですけどおっきかったですかね」

『いや、たぶん肩幅とか体格とかの問題かとw』

モトキ「メンズとレディースじゃ違うからね。…なんか、彼シャツ見せられてるみたいなんだけどw」

！？

なんてことを言い出すんだこいつは

シルク「やめろよwAさん困るだろ」

モトキ「ごめんごめんwふと思ったんだよ」

Aさんの頬は少し赤くなっていた。

ンダホ「もしかして照れてるんですか？」

聞くなよ！

答えられる訳ないだろ！

『まあちょっと恥ずかしいですねw』

っ///！

俺の顔が熱くなってるのは無視できても、心臓がバクバクいっているのは無視できなかった。

シルク「よっし、もっかい乾杯しましょう！」

マサイ「お前照れ隠し下手だろw」

シルク「別に照れ隠しじゃねーよ！」

モトキ「絶対嘘だね」

シルク「まずいいから、カンパーイ！」

モトキ「強行突破w」

こんな気持ちは久しぶりな気がして、隠すしかなかった。

『シルクさん、今日は本当にありがとうございました』

シルク「どういたしまして」

ンダホ「何？なんかあったの？」

『シルクさんと私の秘密です！』

Aさんはいたずらに笑ってそう言った。

ンダホ「え～、シルクずるい！」

シルク「秘密～」

2人の秘密、それがちょっとだけ嬉しかった。