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「萩の言う通りだな。お前ら2人」
変わったような、変わらないようなっていうのは人から見た私とヒロの雰囲気だろう。
『…一応そういう関係になって2年くらい経つから変わってないのはまずくない…?』
「まずくはないでしょ〜、だってさ…あ、待って待ってじゃあさ2人って相手のどこが好きなの?」
ごふっ、と隣でヒロがむせてる。
…萩原くんは、さては酔ってるな。
まぁ私が来る前にも結構飲んでいたらしいし無理もないけど。
「そういう話、したことないのか?」
『逆に班長に聞く。ある?』
「まぁないこともないな…」
『…流石だよ、ごめんね』
「アラサーでこの話題するのキツくないか?」
レイが救世主に見える…と思ったが、「いや普通に気になるだろ」っていう松田くんの言葉で一掃されてしまった。
「ほらほら〜なんか1個くらいあるでしょ」
手で作ったマイクがヒロの方に向くけど、これはヒロが答えたら私も答えないといけないやつだ…!と頭を抱えたくなる。
「…え、うーん………嫌いなとこがないから全部好き、じゃ答えにならない?」
「ヒロ、隣でお前の彼女が潰れてるぞ」
「えっ!?」
ヒロの答えがまさかすぎて思わずテーブルに突っ伏してしまった。
だって、そんな答え反則だと思う。
『き、嫌いなとこないのは嘘じゃない…?』
「嘘じゃないって!いや、もっとちゃんとご飯食べて欲しいなぁとか寝て欲しいなぁとは思うけど、別に嫌いなとこにはならないだろ、それは」
『…そうだね』
…そこまで完璧な人間ではないと思うんだけど。
「じゃあ次次!どんなとこが好きなの?」
マイクはやっぱり私に向いてきた。…困ったなぁ。
『私、ヒロみたいにかっこいい答え言えないけど』
「いーからいーから」
『…ひとりにしてくれないところ?』
「ヒロがそういうタイプだったとは知らなかった…」
「確かに…」
「え、なに束縛系?」
『ちょっと待ってごめん言葉足らずだった!誤解!』
ひとりになるのは好きじゃないんだけど、どうしたらいいか自分でも分からなくなった時ってひとりになるしかないって思ってたから…。
でもヒロは私がそういうタイプなの分かってるからなのか、ひとりにしないでちゃんと一緒にいてくれるから…その時に黙って隣にいてくれたり、甘いものくれたり、そういう所も好き。
『あ、あとね…』
「A、その辺にしときな」
なんで?と言おうとすると肩ごと引き寄せられてビックリする。
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LieN - この作品すごく好きです!!更新楽しみに待ってます!!(o^∀^o) (2022年6月21日 14時) (レス) @page8 id: ece7746fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aroute1351/
作成日時:2022年6月12日 17時