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色々と問題があったこともあって、訓練は一旦中止になり、拳銃は全て回収されてしまった。
もうちょっと撃っていたかったのに、残念。
そんなことを思っていると、弾が1つ足りないらしく、大騒ぎになった。
疑われるさっきの松田くん、私に声をかけてきたみたいに煽ったような口をきく…バーボン、もとい零って呼ばれてた彼。
あーぁ、喧嘩になるよ…と思いながら、私は別に彼らと親しくする気はないので傍観を決め込んでいた、その時だった。
バキッと壊れるような音がして、みんなが一斉に上を見上げる。
天井が抜けて作業服を着た人が落ちて来ていた。それを咄嗟におじさんが身を乗り出して受け止めようとしたが、2人ともそのまま二階から落ちて…
作業員が使っていた命綱がおじさんの首に絡まり、天井から吊るされてしまったのだ。
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作者名：雨宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aroute1351/
作成日時：2022年5月29日 7時
