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チェックアウトしてくる、とカウンターに向かっていった彼女の手から荷物を預かる。
「持ってるよ、これ」
受け取ったそれは思ったより重くて
何入ってるの？と聞けば、アクセサリーとかたくさん、と返事が返ってきた。
ホテルの人と話す彼女をぼんやり見ていると、周りの人の視線がチラチラとAに注がれている。
英語だから聞き取れないこともちょこちょこあるのだが、あの子何人？という反応をされている。
「日本人？それにしては英語も上手そうだけど」
「なによりすごく綺麗だ。テレビの中から飛び出してきたみたい」
「芸能人じゃないの？最近話題になってる…」
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作者名：雨宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aroute1351/
作成日時：2022年5月29日 7時
