イカガールはライダーと両片思い。【コロイカ】 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:4,662 hit

41話メールページ12

あ、アイさんからメール。
アイ『Aちゃん最近会ってないね、今日会えるよ！
　ライダーさんと来るのかな？』
会えるんだ、よかった。
よし、ライダーさんと連絡を…
――あ。
いなかったんだよな。
それに、ゴーグルくんも最近連絡来ない。
A『ありがとう、でも私用事あって会えない。
　ごめんね汗』
私は自分がボーイだからという理由で返信をした。
――と、言い訳した。
A「…うう…」
頬を伝う冷たいもの。
これを見られたくなかったんだ。
悲しかった。
嫌いになっちゃたかなって。
多分、そういうことなんだよね？
A「…ライダーさん、」
今、どこにいるんですか？

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
後日談

ルル「な、なんでAさん泣いてるんですか？」
あ、見られちゃった。
格好悪いよね。年は同じだけど。
まるで妹みたいで嬉しい。
A「いや、ボカロ聴いてたら感動しちゃって…」
と、涙をふく。
ルル「…そうなんだ。」
と、抱きしめられた。
A「…え、」
私は呆然としていたが、少し冷静になる。
…ボーイを抱きしめることになぜ抵抗がないんだろ？
ルル「って、無反応！？」
私から手を外すルル。
A「抵抗ないんだ…」
ルル「わ、私頑張ったんだよ！？」
顔がみるみると赤くなったルルは、
何だかかわいいなっと思った。
A「なんかごめん汗」
ルル「もー…そういえばボカロ好きなの？」
何でそんなに鋭い…
A「うん、大好き。たくさん知ってるよ。」
今の声で歌うとえらいことになるけど
ルル「へー意外！でもその声だと高い曲は無理？」
少しふざけているのか、面白おかしそうに言う
…ま、まさか私馬鹿にされてる！？
A「そ、そんなことないだろ！？」
ルル「あ、ちょっとだけ声高くなった♪」
その後歌うコツや、高い声の出し方を言われた。
…知ってるけど…聞いてた。
そんな感じで他愛もない話をしていたけれど、
モヤモヤしたことがあった。
私がボーイじゃなかったら、
絡んでくれなかったのかな？
でも元気づけられたのは事実で、
次の朝を迎えることになる