交流の差 ページ6
「そろそろの筈なんだけど……」
ポケモンセンター前、
アランと共にオルガは辺りを見渡す。
「どんな格好なんだ？」
今更尋ねた事も気にせず、彼女はアランを振り向いた。
「少し焼けてる肌に、白い帽子とゴーグルみたいな眼鏡。
少ししか見えなかったけど上半身裸に白衣羽織ってた！」
彼女の情報に、アランは思わず苦笑する。
「あの人、だろ？」
彼の示した先には、二人に近付いてくるククイの姿が。
「アローラ！！」
大きく手を振る彼に、
「アローラ！！」
声を張り上げ、オルガも手を振り返す。
「【アローラ】って？」
「この地方の挨拶！」
戸惑うアランに、単純な答えが返された。
そんな会話の中、ククイが二人の前で足を止める。
「初めまして、僕がククイ！よろしくな！」
「オルガです！」
「アランです。よろしくお願いします」
彼の差し出す手を、二人は順に握り返す。
「そんなに改まらなくて良いよ！アローラへの長旅お疲れ様！時差ボケは大丈夫かい？」
ククイの言葉に、アランは軽く苦笑した。
「まぁ無理もないよな。アローラはホウエンやカロスなんかの他の地方から遠く離れているからね。オルガは平気そうだな？」
若干驚いている彼にオルガは平然と、
「1週間前からいますから！」
そう笑っていた。
「これからどうするんですか？」
堅苦しさの抜けない彼に、ククイが向き直る。
「隣町に行こうぜ！そこで島キングからポケモンを貰えるんだ！」
島キング、と言う聞きなれない単語に顔を見合わせる二人。
「島キングはポケモンを戦わせたら敵なしのポケモントレーナー！
隣町のリリィタウン……そこでは旅をするトレーナーに島キングが最初のポケモンをくれるんだよ」
彼の説明に、オルガはホッと息を吐いた。
どうやら最初のポケモンの事を気にかけていたらしい。
「アローラではポケモン博士ではなく島キングなんですね……！」
「あぁ！」
初めての事ばかりで驚きを隠せない彼にククイが頷く。
「アローラは他の地方との交流も少なかったからね！今は観光なんかで人が多く行き来してるぜ！
よーし、行こうぜリリィタウン！そこで島キングからご機嫌なポケモンを貰うんだ！」
片腕を突き上げて歩き出した彼を、二人は慌てて追いかけていった。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
