アローラの姿 ページ33
No side
ポン！
ポン！
「ピーキャ！」
「ラッ！」
兄弟が繰り出したのはキャタピーとアローラのコラッタだ。
「あれがコラッタ……！？」
見慣れぬコラッタの姿に、オルガはポケモン図鑑を開く。
「コラッタ、ねずみポケモン、アローラの姿……ノーマル、悪タイプだって！」
興奮気味のオルガにアランも図鑑を覗き込んだ。
「群れで生活するところはカントーのコラッタと変わらないな」
「だね！」
オルガは短く返し、図鑑を近くの草の上に置いた。
「キャタピー、“糸を吐く”！」
キャタピーはアシマリとニャビーめがけて糸を吐き出す。
「かわせ！」
「かわして！」
二匹はそれを左右に動いて回避した。
糸はキャタピーから近場の木までピンと張ったようになった。
「まだまだ！」
キャタピーは糸を吐き続け、アシマリとニャビーもそれをかわし続ける。
ついに糸がトラップのように至るところに張られる形になった。
「動きにくいなぁ……」
オルガが唸る中、アシマリがちょんと鼻でつつくと糸は鼻に引っ付いてしまった。
「ちょっ……アシマリ！？」
予想外の行動に慌てるオルガ。
「糸を走れ！“体当たり”！」
コラッタは糸を焦るアシマリめがけて走っていく。
「燃やせ！“火の粉”！」
ニャビーは手近な糸に火を付けて走り出した。
コラッタは炎で途切れた糸を飛び越え、別の糸に飛び乗るとバネのようにしてアシマリに直撃する。
アシマリは更に糸に絡めとられて動けなくなった。
「“鳴き声”！」
アシマリの甲高い鳴き声に、コラッタとキャタピーの攻撃力が下がる。
「“糸を吐く”！」
キャタピーは迫ってくるニャビーに糸を吐き続けるが身軽にかわされ上をとられた。
「“体当たり”！」
「“噛み付く”！」
“体当たり”してきたキャタピーへニャビーは“噛み付く”で対抗し、キャタピーを吹き飛ばした。
「え！？あ、攻撃力下がってる……」
少女が納得した瞬間、
吹き飛んだキャタピーはアシマリを狙うコラッタの上へ着地した。
「姉ちゃん！先にアシマリ！」
少女は頷く。
そしてダブルの“体当たり”がアシマリに襲いかかる。
「負けられないね！“チャームボイス”！」
美しい声の衝撃派が二匹を返り討ちにした。
「もらうぞ！“ひっかく”！」
ニャビーは張り巡らされた糸に叩きつけられる寸前の二匹を鋭い爪で地面に叩きつける。
そして二匹同時に戦闘不能となった。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
