episode２５秋side ページ27
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「ふー、楽しかったー！」
「あは、優くん楽しんでたね。あ、勿論私も楽しかったよ？」
「楽しんでくれてなによりだよ」
「ふふ」
帰りのバスを待っている間、早川は今日という日がいかに素晴らしく充実した日であったかを語った。
最初は幸太郎と遊ぶ約束だったのに、ふたばと遊んでこんな楽しそうにするなんて、とも思ったが、すぐにその考えはどこかへ消える。
だって仕方ないよな、俺(ふたば)可愛いもんな。
勿論、幸太郎も可愛いけども。
「あの、ふたばちゃん、連絡先交換してもいいかな？」
「あっ、ごめんね、私昨日スマホ水に落としちゃって、今ないんだよ〜……」
「うわー、残念！ じゃあ、次会う日決めないともう会えないんだ？」
「えっ？ 偶然会えるんじゃないかな？」
「……偶然じゃなくてさ、絶対また会いたいんだよ」
真剣な声音で告げる早川。
悪いな、ときめかなくて。
連絡先なんて交換しなくても俺はお前のクラスメイトだから会おうと思えばいつでも会えるんだぜ、幸太郎という協力者も居るしな。
とは言えないのでときめいたふり。
「んー、火木日なら空いてるよ。早川くんは？」
「じゃあ日曜。会える？」
「うん。会えるよ」
「時間は…１２時でいい？」
「お昼だよね。うん、おっけーだよ」
淡々と予定を決めてくれるのでありがたい。
こちらから切り出すとうっかり「木曜は体育祭の会議あるから遅れるもんねー」とか言っちゃいそうだからな。
そんなことしたら「え？ ふたばちゃんなんで知ってんの？」でアウトだ。
うん、ボロは出したくない。
「じゃあモール前の噴水広場で待ち合わせよう」
「噴水広場ね、わかった！」
というわけで、１週間後に会う約束を取り付けた。
ふたばちゃんで落としてフッちゃえ大作戦は順調である。
しかし、次に会う時までにスマホをどうにかせねば…さすがに１週間経ってもスマホ無いっすじゃ怪しいだろう。
現代の女子高生がスマホなし生活に耐えられるのかという話だ。
最初こそ緊張と恥ずかしさがあったが、今日１日でだいぶ吹っ切れたのか、もはや羞恥心など消え去った。
これを機に女子力を高める修行にでも出るか？
そんな冗談混じりに今後の作戦を考えつつ、俺は帰りのバスに乗った。
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【２月末はテストが終わったにも関わらずいろいろな仕事の締め切りに追われて更新出来ずすみませんでした。これからはばんばん更新できるように頑張ります】
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綾音日和。@たこむし(プロフ) - 柚李さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2017年2月21日 19時) (
レス) id: 61bdcd300b (このIDを非表示/違反報告)
柚李(プロフ) - テストお疲れ様です！ これからも更新頑張ってくださいね！ 応援してます♪ (2017年2月21日 17時) (携帯から) (レス) id: 08c9ef1253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾音日和。@たこむし | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aromalight2/
作成日時：2017年1月19日 21時
