異能特務課の残念少女 【文スト】×【名探偵コナン】

第十九話　【清く明るく一人で死にたい】 ページ22

沖矢「そうなんですね」

『はい。…もうそろそろ瑞希が帰って来る頃なんで、帰りますね』



沖矢さんは苦手だから、敬語使っちゃう

たまに、だけどな



白銀「…それなら早く帰らないと不味いのでは？」



うん、ヤバいと思うよ



『ああ、不味いな』

コナン「何で？」



危険なんだよ、瑞希は



白銀「そ、それはだな…『彼奴は一人にすると危険なんだよ』そういう事だ」



店の客である女の子を連れ帰って来る事があるから



沖矢「それなら送りますよ」



近付かないで貰えるか？

後、出来れば盗聴器＆GPS付けんじゃねえ



『いいえ、結構です。行くぞ、白銀』

白銀「は、はい！」



…白銀には付けなかったみたいだな、私だけ別行動しよ

そう思いながら工藤サン家を出た






白銀「A様、瑞希の奴…大丈夫ですかね？」



スッゴク心配そうな表情してるけど、瑞希なら平気だと思うぞ



『あ〜…大丈夫じゃね？』



女連れ込めばどうなるか位、彼奴も莫迦じゃ無いから判るだろ



白銀「そうですか…A様がそういうなら大丈夫ですね！」



見ろよ、この忠誠心のヤバさ

瑞希にも見習ってほしいわ…いやマジで



『まあ、私は乱歩さんの助手だったからね』



どっかの鬼畜眼鏡に引き抜かれたせいで助手出来なくなったけどさ



白銀「A様は明日、一度戻られるのですよね」

『ああ、そうだな。白銀は教授眼鏡の所へ行って報告しといてくれ』

白銀「御意。米花町の事について、ですね」



あの鬼畜教授眼鏡見たら、一発殴ってしまいそうで怖いからな



『そうだ。…瑞希の奴は放置しとけば良い』



彼奴はほおって置けば女の子ん所に遊びに行ってるだろうから



白銀「…そうですねってA様!?何するんです？」

『入水自 殺。そこの川、流れが丁度良さそうだし』



入水でもすれば盗聴器とGPSもどっかに流れてしまうだろ



白銀(何故、其処は治さんに似てしまったのだろう)



それに、最近は自 殺する暇がなかったからな



『じゃ、一寸自 殺してくるから。白銀は帰ってて！』



考えるだけでワクワクする！

今は夜だし見つかりにくい、しかも水は冷たくて直ぐに体温を奪ってくれるだろ



白銀「はあ…」



白銀のため息を聞いた後、直ぐに川へ身を投げた



白銀(A様が一番輝いて見える時が自 殺する瞬間だなんて……)



ああ、今日は死ねそうな気がする！！

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