第54話 オペラ座法廷 ページ5
-
先程エンジェルという男が言った通り、しえみちゃん達はブルギニョンと呼ばれた人と
奥村くんが引率をして医療班のいる場所へと向かっていった。
燐くんが青い炎を使うことを知らなかったんだろう。
ちょっとしたいざこざがあったが、今の私にとっては“青春だな〜”程度で終わるものだった。
1度目と2度目の人生を思い出した時点でウン百年分の記憶と知識量が詰め込まれてしまったので、
28歳だから高校生はちょっと…とかどうでも良くなってきたよね。
「直でオペラ座法廷の“被告人の舞台扉”へ出ます」
Aが色々と考えているうちに、門番らしき人が開けた南號灯台の扉の向こうには大きな広間が広がっていた。
これはメフィストの使う鍵の能力なのでAはさほど驚きはしなかった。
ただ、少し懐かしさを感じていた。
広間の上の階には見物人であろう
A達の目の前にある上の階にいるのが
「ぎゃぁああ!!!」
『!?』
また あのように暴れられては困るから、という理由でエンジェルは燐の右足に魔剣を突き刺す。
聖人面して鬼だな、とAは他人事のように考えていた。
Aが二人を見ているとエンジェルと目が合った。
「お嬢さん、悪いが君が誰かわからない以上オレの剣が届く範囲にいてもらう」
『わかりました』
燐の足に魔剣・カリバーンを突き刺しているとは思えないほどにっこりと綺麗な笑顔で笑うエンジェル。
Aは軽く微笑みながら返事をしたのでシュラからはヤバい奴認定された。
「静粛に！被告人は陳述台へ!!」
「被告人？…って私か！」
何故かウキウキしながら陳述台へ上がるメフィスト。
「これより被告人メフィスト・フェレス正十字騎士團日本支部長の懲戒尋問を開廷する‼
尋問間は私、ティモテ・ティモワン騎士團法執行部部長と
そして、
ティモテが声を張り上げながら言う。
今しがた日本支部正十字学園で起こった出来事の映像を映すと、
燐が
「では率直に尋ねる。その
「左様でございます。今さら申し開きもありません」
メフィストは笑みを崩さずそう告げる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 506人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
森ミク(プロフ) - 白い悪魔Loveさん» 表紙とっても素敵ですよね！プレゼントして頂いたものを使わせて頂きました。メフィストの妖しさも表現できているなら嬉しいです！メフィストはお茶目でも悪魔としての顔も持っているのでその違いをしっかりと伝えられていればな、と思います…！ (3月2日 21時) (
レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔Love - 表紙めちゃくちゃ素敵ですね！メフィストの大人っぽい感じの表現や作者様の色っぽい文章にとても惹き付けられました。青の祓魔師の夢小説の中で1番この作品が好きです‼️更新頑張って下さいませ。 (3月1日 22時) (レス) id: 3d805667a2 (このIDを非表示/違反報告)
森ミク(プロフ) - アコさん» コメントありがとうございます。イラストの方ですが扉絵として掲載しようと考えております故しばしお待ちいただければと思います。 (2月29日 14時) (レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
アコ - 続編おめでとうございます🎊🎉この作品とても好きなのでいつも更新楽しみにしております！できれば夢主ちゃんのイラスト見てみたいです！ (2月28日 20時) (レス) @page8 id: 03d0b92719 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：森ミク | 作成日時：2020年4月9日 14時
