第80話 遠征の道中 ページ31
-
「…とにかく敵の目的はまだナゾだが、その�牘μ椨瓩鉢犧弧椨瓩撚燭�悪さをしようとしてるのは確かだ。
つまり今回の任務は京都出張所で負傷した
ふんじゃ まあ、皆力合わせてがんばってくれ！そんでアタシに楽させてくれ…」
シュラはそう言うとAの首根っこを掴みながら自身の座席へと戻ていった。
Aを窓側に座らせ、自分が通路側の座席に腰かけた瞬間、シュラは驚きの速さで寝に入った。
Aの隣からは二分もたたずに“ぐぅぐぅ むにゃ”という声が聞こえてくる。
シュラの方へと視線を向ければ鼻提灯を作りながら幸せそうに眠っているシュラの顔が見えた。
.
.
「…なんでAがいるんだ？」
「…ハッアンタがいない間に入ってきたのよ。あの女、何者なの？
理事長が言うには婚約者らしいけど、そういう風には全く見えないのよね」
「はぁ!!?Aがピエロの婚約者ぁ!!!!???まゆげ、それホントか!?」
「まゆげ!?」
「アイツこの前そんなこと言ってなかったぞ？」
「ちょっ」
出雲の方を見ながら大声を上げる燐。
燐とAはオペラ座法廷以来、一度も顔を合わせていなかった。
連絡先は交換していたのだが何故か燐のスマホの中からAの連絡先だけ消えていた。
燐は消していない。
どこぞの悪魔の仕業であろう。
因みにAは相手から連絡がこない限り自分から返信は一切しない派である。
「なんでそーなんのよ！ちがうわよ！婚約がほんとかどうかはあの女に直接聞いてみれば良いじゃない！
てゆうかなにまゆげってアダ名!?あたしは神木 出雲よ！」
慌てたような、照れたような表情をしながら眉を右手で抑える出雲。
「ありがとな出雲」
そんな出雲に燐は微笑みながらお礼を言う。
「……きっ…気易く呼び捨てにしないで!!!!」
「うるさいそこ。ねむれないだろー」
Aの座っている場所からでもうるさいと感じる大声を出した出雲は、
案の定シュラの眠りを妨げ軽い注意をくらった。
シュラはAの肩にもたれかかりながら再び寝に入る。
そんなのんびりとした様子のシュラを見てAは“自由だな〜”と思った。
しかしこの先の事を考えると憂鬱でしかないAは小さくため息を吐くと、その元凶を作った使い魔へ連絡を入れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 505人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
森ミク(プロフ) - 白い悪魔Loveさん» 表紙とっても素敵ですよね！プレゼントして頂いたものを使わせて頂きました。メフィストの妖しさも表現できているなら嬉しいです！メフィストはお茶目でも悪魔としての顔も持っているのでその違いをしっかりと伝えられていればな、と思います…！ (3月2日 21時) (
レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔Love - 表紙めちゃくちゃ素敵ですね！メフィストの大人っぽい感じの表現や作者様の色っぽい文章にとても惹き付けられました。青の祓魔師の夢小説の中で1番この作品が好きです‼️更新頑張って下さいませ。 (3月1日 22時) (レス) id: 3d805667a2 (このIDを非表示/違反報告)
森ミク(プロフ) - アコさん» コメントありがとうございます。イラストの方ですが扉絵として掲載しようと考えております故しばしお待ちいただければと思います。 (2月29日 14時) (レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
アコ - 続編おめでとうございます🎊🎉この作品とても好きなのでいつも更新楽しみにしております！できれば夢主ちゃんのイラスト見てみたいです！ (2月28日 20時) (レス) @page8 id: 03d0b92719 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：森ミク | 作成日時：2020年4月9日 14時
