第76話 使い魔の思い ページ27
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貴女は誰にも渡さない。
貴女は誰にも近付かせない。
他が触れようものなら、そいつを始末してしまいたい。
初めて彼女を見たとき、時の王を独学で召喚した才能に興味を持った。
彼女で遊んでいる内に興味はいつしか�猴澆靴き瓩箸いν澆吠僂錣辰拭�
出会った時のリリスは両親の血で真っ赤に染まっていた。
それでも黒い髪は黒曜石のように美しく、瞳も宝石の様にキラキラと輝いていた。
外見も好みだったが……それ以上に幼児らしからぬ狂気を持っていたのが契約した理由。
大人になったリリスは魅力的で、20歳を過ぎても少女のように愛らしい外見を保つ彼女。
地の王アマイモンですらリリスに堕ちた。
悪魔は皆、魔女の虜だった。
「本当なら、私の所有物として近くに置き、ずっと見張っていたい。
人ひとりの面倒を見るくらい、時の王である私にとって容易な事だ」
……こんな事をAに言ってしまえば彼女は“籠の中の鳥は嫌いだ”と言うのだろう。
何よりも自由を好み、縛られる事を嫌う貴女の事だ、簡単に想像がつく。
私の契約者になる時もそうだった。
今の貴女は出会った頃よりも沢山の感情がある。
リリスとして生きていた頃の、他人に興味を示さない人形の様に静かだった貴女はもういない。
「不浄王戦、駒として使うかそれとも私の傍で見物をさせるか」
彼女は誰が何と言おうと私のものだ。
絶対に手放しはしない。
アマイモンに渡すなど有り得ない。
私の大切なAを唆す人間には死を。
Aに戯言を吹き込む者には地獄を。
気まぐれに惑わすが相手に興味がない女は、私が今まで殺してきた事を知らない。
“束縛されても良いけど、度が過ぎて監 禁とかは嫌”
“微笑んだだけで惚れられるのも嫌”
“社交辞令を真に受ける男は大嫌い”
リリスがかつて私にこぼした愚痴。
だから私はAの自由を完全に奪うなんて事はしない。
下手な真似をして大事な主人に嫌われたくはない。
Aが機嫌を損ねたらご機嫌取りが面倒だ。
私の意思で籠の中に君を閉じ込められたら。
行うのは容易い。
けれどそれでは身体が手に入っても心は失う。
「本当に手のかかる女だ」
私が少しでもそんな素振りを見せたら最後。
�犒戚鶚瓩箸いβ�枷を外し愛しの姫君は簡単に消えてしまうだろう。
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森ミク(プロフ) - 白い悪魔Loveさん» 表紙とっても素敵ですよね！プレゼントして頂いたものを使わせて頂きました。メフィストの妖しさも表現できているなら嬉しいです！メフィストはお茶目でも悪魔としての顔も持っているのでその違いをしっかりと伝えられていればな、と思います…！ (3月2日 21時) (
レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔Love - 表紙めちゃくちゃ素敵ですね！メフィストの大人っぽい感じの表現や作者様の色っぽい文章にとても惹き付けられました。青の祓魔師の夢小説の中で1番この作品が好きです‼️更新頑張って下さいませ。 (3月1日 22時) (レス) id: 3d805667a2 (このIDを非表示/違反報告)
森ミク(プロフ) - アコさん» コメントありがとうございます。イラストの方ですが扉絵として掲載しようと考えております故しばしお待ちいただければと思います。 (2月29日 14時) (レス) id: 1a3deb8128 (このIDを非表示/違反報告)
アコ - 続編おめでとうございます🎊🎉この作品とても好きなのでいつも更新楽しみにしております！できれば夢主ちゃんのイラスト見てみたいです！ (2月28日 20時) (レス) @page8 id: 03d0b92719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森ミク | 作成日時：2020年4月9日 14時
