天喰さんと休暇 ページ10
「…あれ？」
朝、起きてカレンダーを確認する
今日の日付には【休暇】と丸がされていて────
「今日、仕事休みだ!」
寝台の上でAは思わず叫んでいた
(え、どうしよう、何しよう)
休暇は既に経験したが、未だに慣れない
「関西はあんまりわかんないし…」
うーんと唸りに唸ったAはハッと顔を上げた
「天喰さんにお礼と謝罪を…！！」
数日前、色々な意味でやらかしたAは、あの後天喰ときちんと話せていなかった
(天喰さんずっと気まずそうにしてたし…、ちゃんと謝らなくちゃ)
何をしたら喜んでくれるだろう…
うんうんと考えていたAは良案を思いつき、早速立ち上がった
晴れた日の昼下がり
本日休暇の天喰環は料理に勤しんでいた
明日の仕事に備え、あさりの味噌汁、タコの煮物等を作っていた
「…よし、あとは」
最後の仕上げをしようとした時、某トークアプリがピコンとなった
突然の音に天喰は危うくお玉を落としそうになる
急いで見てみれば、アプリでは初会話となるAからだった
『天喰さん、今自宅にいますか？』
『います、どうして?』
『宜しければ、伺っても宜しいですか？』
「伺───────────────う！？」
天喰はこのときとばかりに目を見開いた
これを仰天というだろう
「え、え、なんで、どうして」
バッと部屋を見渡す────部屋は幸運なことに先日掃除したばかりだ
『わかった、どうぞ』
と取り敢えず返事をする
何故、どうしようと自問自答しているうちに、うちにチャイムが鳴ってしまった
「はい…」
『天喰さん、田畑です』
確認してオートロックを解除すると、私服に身を包んだAが立っていた────小鍋を持って
「え」
「あの、突然なんですけど…」
Aは顔に緊張を浮かばせながら、天喰を見つめた
「この間…、またその、迷惑を掛けてしまって」
しゅん、と縮こまる彼女はまるで飼い主に放置された犬のよう
この間…と巡らすと、歓迎会事件を思い出した
「この間って…、歓迎会のとき？」
「そうです、1度ならず2度までも天喰さんにご迷惑を」
1度ならず2度までも？
(…真逆、最初に助けた時のことを言ってるのか？)
Aの台詞に、天喰は正直ムッとした
「だからその、今日はお礼とお詫びをと思って────」
「────迷惑だなんて、思ってない」
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天喰ルナ - 天喰推しにはたまんない、、、最高です！！最後まで見ます！！ (2021年1月12日 17時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 一姫さん» すみません、スタマイではありません…。私が考えた架空の製薬会社名なのですが、同じような名前の会社があるのでしょうか？ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！一応ではありますが完結しました！続編もこれから書いていきますので、見てくだされば幸いです！これからも更新頑張ります！ (2019年2月22日 20時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年2月10日 21時
