環くんとミリオさん ページ42
数日過ぎてやって来た休日、Aは天喰のマンションのエレベーターに乗っていた
なんでも今日、会わせたい人がいるらしい
「誰だろうなぁ、肉じゃが、その人も食べるかな」
どうしても環くんに食べてもらいたくて、作った肉じゃがの鍋を持ちながらエレベーターを降りる
片手で鍋を持ち直して、チャイムを押す
ドキドキしながら待っていると「やぁ」
上から声が降ってきた────うん、上？
見れば、ドアから顔が出ている、顔が
「君が環の彼女か！うん、聞いてた通り可愛い人だ！」
にっこり笑うその顔に、Aは「あ、あ」と声にならない声を漏らした後
「きゃー！！！！！？」
盛大な悲鳴を上げた
「…ミリオ」
「ごめん、ごめん環！そんなに怒らないで！」
目の前には顰めっ面の天喰、そしてその前には正座しながらぶんぶん手を振るミリオ────そしてその後ろでねじれに保護されるA
「…Aの悲鳴がして肝が冷えた」
「私も！すっごくビックリしちゃったの、天喰くんの顔色青ざめたもの！」
「環くん、大丈夫だから、ちょっとビックリしただけだから！」
天喰の腕を引っ張って「ね？」と笑うと、天喰は「…Aが言うなら」と元の表情に戻った
「ふぁー、こんなに怖い環は初めてだ
ごめんね、Aちゃん、すこしビックリさせようと思って…」
手を合わせて笑うのは、紛れもないあのルミリオン
「大丈夫ですよ！というか本物だ…、透過能力凄いですね！」
「えっ、褒めて貰えるとは！」
すっかりミリオの存在、そして個性に釘付けになるAに、天喰は微妙な心境になる
「…ミリオの友人としては嬉しいことだけど、Aの恋人としては複雑だ…うぅ」
「あ、ねぇねぇ、Aちゃん！前言ってた卒業アルバム！」
そんな天喰にはお構い無しに、ねじれは鞄からアルバムを取り出してにっこりと笑う
「はっ、アルバム！環くんの高校時代！」
ねじれに駆け寄り、早速アルバムに夢中になるAを横目にミリオが天喰の肩に手を乗せた
「…良かったな、環」
「…うん、本当に、俺には勿体ないくらい眩しいんだ」
キラキラとした目でアルバムを見つめる彼女に、天喰は小さく笑みを零した
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天喰ルナ - 天喰推しにはたまんない、、、最高です！！最後まで見ます！！ (2021年1月12日 17時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 一姫さん» すみません、スタマイではありません…。私が考えた架空の製薬会社名なのですが、同じような名前の会社があるのでしょうか？ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！一応ではありますが完結しました！続編もこれから書いていきますので、見てくだされば幸いです！これからも更新頑張ります！ (2019年2月22日 20時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年2月10日 21時
