天喰くんと感謝 ページ24
「わ、わ、わぁー！」
Aはまるでアイドルを見ているかのように黄色い声を上げていた────目の前のアザラシに対して
「きゃー！かわいい！天喰くん、みてみて！」
ちょいちょいと促す彼女は────相変わらず無邪気で、可愛らしい
応えるように柔らかな表情をするアザラシとAを見比べ、天喰は内心呟いた
(…なんか、そっくりだ)
見れば見るほど似てきてしまって、天喰は思わず笑みを零す
「どうしたの、天喰くん？」
「いや、…可愛いなって思って」
「だよね！本当に可愛いなぁ…」
また水槽を見つめるAの瞳は、キラキラと輝いていて
(…Aさんの方が、可愛いんだけどな)
今度はクラゲに夢中になるAの姿に、天喰は心が温まるのを感じた────
殆ど見て周り、2人は最後にミュージアムショップに来ていた
棚に売られているアザラシのぬいぐるみに、Aは釘付けになる
(あっ、可愛い…！)
思わず手を伸ばすも、Aは手を止めて冷静に考える
(…もう大人なのに、恥ずかしいかな)
今日だってそうだ
初めてのデートだからといって、はしゃぎ過ぎてしまった
(…天喰くん、引いたりしてないかな？)
ちらりと彼を一瞥するも、天喰は別のブースでお土産を見ているようだった
その様子にほっと一息つくと同時に、今日デートに誘ってくれた彼に感謝の気持ちが込み上げてきた
(なにか天喰くんにあげたいなぁ)
(…あ、そうだ、天喰くんに…)
Aはふと思いつき、別のブースへ移動した
目的のものを買い、辺りを見回すも、まだ天喰は出てきていなかった
(まだ見てるのかな)
とりあえず近くのベンチに腰掛け、Aは今日のことを思い出す
(…天喰くん、ちゃんと楽しめてたかな)
思えば、水槽に夢中で、あまり彼と接することが出来なかった
(天喰くんのこと知ろうと思ったのに…ばか、私)
ぎゅっと拳を握ると、「Aさん」と、穏やかな声に呼ばれる
「あっ、天喰くん」
天喰は大きな袋片手に、Aの隣に腰掛けた
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天喰ルナ - 天喰推しにはたまんない、、、最高です！！最後まで見ます！！ (2021年1月12日 17時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 一姫さん» すみません、スタマイではありません…。私が考えた架空の製薬会社名なのですが、同じような名前の会社があるのでしょうか？ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
一姫 - 夏目製薬って、もしかしてスタマイですか？！.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡. (2019年12月17日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！一応ではありますが完結しました！続編もこれから書いていきますので、見てくだされば幸いです！これからも更新頑張ります！ (2019年2月22日 20時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年2月10日 21時
