【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdaze"目を集める話" (ページ29)

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チルドレンレコード 25 ページ29

リョウside

リ「カロン！何処だ！？」

悲鳴が聞こえた方をずっと探していたが、何処にもカロンの姿は見当たらなかった。

リ「くそっ.....！何処行ったんだ！」

やっぱり、団体で動くべきだった.....
今更後悔しても、もう遅い。それより、早くあいつらを探さねぇと....！

オ「.....？リョウ！来てくれ！」

リ「どうした！見つかったのか！」

オ「いや、あいつらはまだだ.....が、これを見ろ」

オロチが指差したのは、大きな穴だった。大人が一人余裕で通れる位の大きさだった。

そこで、おれは嫌な予感を覚えた。

オ「.....この奥から、カロンの妖力を感じる」

おれとオロチが覗く穴から、微かだが、カロンが持つ妖力が漂っていた。

と、その時。

「うわぁああああー！！？」

なんか来た。

オ「下がれ！」

慌てて穴から離れると、其所から巨大で長いものが、風を切って飛び出した。

白く輝く鱗が美しい蛇。まさか......

リ「か、風影....！？」

おもわぬ所から飛び出したのは、思わず探し妖怪だった。

カ「リョウ！」

風影は頭を地面につけ、カロンとAを地面に降ろした。

リ「カロンにA！？何で風影と一緒に....！？」

カ「何でって、友だちだもん」

ねーっと言って、カロンは風影を見上げた。

風「全く.....主には敵わん」

困った様に返すと、風影はシュルシュルと舌舐めずりをした。

リ「主ってお前.....まさか式神ノ器貰ったのか？」

カ「ううん。ワタシが貰ったのはメダルだよ。器はAが貰った」

そう言ってAを見るカロン。よく見ると、Aの手には大きな団扇が握られていた。

リ「今回はあっさりと仲間になったな」

風「手こずらせた方が良かったか？」

風影は挑むような目でおれを睨んだ。

オ「いや、手間が省けて助かる」

すかさずオロチがフォローしてくれた。流石はエリート。(関係ない)

貴「取り敢えず帰ろう。皆に知らせなきゃ」

こうして、おれ達は無事に風影を仲間にする事が出来た。

白ノ九蛇は、残り後、６匹＿＿＿＿

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