【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdaze"目を集める話" (ページ21)

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チルドレンレコード 19～連獄の矢～ページ21

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＿＿＿＿外はもう明るくなっていた。青空の中に大きな入道雲が浮かび、ゆっくりと村の上を通過していく。

別れ道まで戻り、分校の横を通過した時、オレは自分の目を疑った。

ケ「嘘でしょ.....！？何であいつが....！」

紅蓮を仲間に出来た安心感で忘れていたが、此所は結界の外だった。当然、あいつもいる。

ウィ「ひ、人魂喰いでウィッスー！！」

わざわざさくらニュータウンから此所まで追い掛けて来たのだろうか.....なんと言う執念深さ.....

ケ「どうしよう.....」

大ガマに大ヤモリ、ジバニャンは紅蓮との戦いで、疲労していて、とても戦えそうにない。
どうすれば.....

紅「乗れ、ケータ」

ケ「えっ....？」

見ると、紅蓮はぺたりと地面に頭を付け、オレが乗りやすいように傾けた。

紅「速く乗れ」

何処か急かすような口調で言われ、オレは紅蓮の頭に急いで飛び乗った。そこで、紅蓮が何をしようとしているのかを悟った。

紅「しっかり捕まっていろ！」

ケ「待って紅蓮！」

前に進みだそうとする紅蓮に叫び、オレは紅蓮にこう聞いた。

ケ「まだ乗せられる？」

紅蓮は解せぬという顔をしたが、すぐにその意味を理解したようで、「心得た」と返した。

分校に集まっていた子供達を、紅蓮は白く長い尾を使って次々と乗せていく。勿論他の妖怪達もだ。

紅「これで全部だな。皆、振り落とされるでないぞ！」

次の瞬間、景色が一気に後ろへ流れ出した。
物凄い風が吹き付け、慌てて身体を紅蓮に密着させた。

人魂喰いは形容しがたい叫びを上げ、紅蓮目掛けて走り出した。

そこで殺られる紅蓮ではない。

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