可愛い大ちゃん 4

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有岡『薮ちゃん、』

薮『ん？』

有岡『ありがとう』

そう言いながら、薮ちゃんの頬っぺたに軽いキスをした

…結構勇気出した。

薮『っ、えぇ…///』

あ、戸惑ってる。
いっつも、されてばっかだからね。ちょっと仕返し。

そしたら、

薮『あぁー、もう！可愛い！大好き！』

って、今度は思いっきり抱きしめられた。

有岡『いたたたっ、薮ちゃん力強いって』

なんて笑いながら言ったら

薮『いいの!こうでもしなきゃ､俺の愛は
　 伝わんないでしょ?』

まるで小さい子どもみたいに言ってきた。
だから、それに思わず微笑んでしまった。

有岡『すごいね、薮ちゃんって。』

ここまで明るくしてくれるんだもん。

薮『今回のは俺が凄いんじゃなくて大ちゃんが凄いの』

有岡『え？』

薮『自分が辛かった事、ちゃんと人に言えたじゃん。
　 自分の想い、話せたじゃん。
　 それって案外出来ない事だよ？』

有岡『そんな事…』

体を離して、真剣な目で見つめながら言う彼に少し
照れてしまった。

薮『あるの！俺は直ぐに気づけなかった。
　 だから、あんな事になってしまったけど…
　 大ちゃんが言ってくれたお陰で俺も救われた。』

｢大ちゃんはすごい！」って頭を優しく撫でる
その手がやっぱり優しくて、暖かくて。

とても安心した。
　
それと同時に頬に何かが伝う感覚がわかった。

あぁ、俺泣いてばっかじゃん。

薮『よしよし。泣いちゃえ泣いちゃえ〜。
　 落ち着くまで、いやこれからずっと離れないから』

また、目をクシャっとさせて笑いながら言う彼に

有岡『ありがとう…ありがとう…』

と、言葉が自然と出ていた。

薮『こちらこそ、ありがとう。』


その後も、暖かさに包まれながら2人で過ごした。

すごく、心強くて優しい暖かさに。




のん様リクエスト ybar ｢強さと優しさ｣ end

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何か最後、薔薇っぽく無かったですね…
すみません！

まうんてん様リクエスト hjsk(ymar) 1→←・

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