私と上司と5人の子どもたち【all】【irxs】🎲

12話 ページ13

『今日も皆に言いたいことあるんだ……聞いてくれる…？』



私が俯いて言うと、皆は箸、スプーンを置いて私の方を見た。


『来週の月曜日に、私といふさんのお母さんとお父さんと顔を会わせて挨拶するときがあるから、そのときに皆も一緒に来てほしいな…って思ってるの』


いふ「俺らの両親と会うのは本当にオレらが結婚するためで………」


二人で子ども達に話すと、



悠佑「ばあちゃんとじいちゃんに会えるぅ!!!!」


ないこ「……ほんとうにいふのものになっちゃう…はっ!!うばえばいいか……」


初兎「やったぁ!!うれしーねぇいむくんっ!!」


いむ「……っ」 ｺｸﾝ



りうら「んきゃぁ…!」



『みんな………!最後に聞くね、本当にみんなのお父さんと私が結婚してもいいのかな……』



そう聞くと頬を緩め上下に大きく首を振ってくれた。


『……ありがとぉ…!』


なんだか感動してしまってつい涙ぐんでしまった。


いふ「だっ、大丈夫か!?!?」


『だいじょぶです……』



いふさんにも心配させてしまい、申し訳ないなと思っているとスカートの裾がｸﾞｲｯと引っ張られた感覚がした。


『ん……？』



ないこ「だっこして」





『!?……いいよ、おいで…』


今!?と思いながら、ないこくんを膝にのせご飯を食べさせていると、いふさんと他の子達がｼﾞﾄｰｯとこっちを見つめている。



ないこ「ふふんっ」



ないこくんが勝ち誇ったような笑顔を浮かべると、何処からかﾌﾞﾁｯという音が聞こえた。



悠佑「…………ないこ、後でオレの部屋こいや。」


ないこ「ｯﾋ!Aちゃぁん……守ってぇ……」


うるうるとした目で私を見るないこくん。


あらら、可愛すぎて心臓ドックンドックンだよ？誰か私の心臓守って？脈が…脈がああ!!



いふ「喧嘩すんなやぁ……………悠佑後で頼んだわ」


悠佑「おう!!」



ないこ「いやだめしょ!?とめて!?お父さんとして!!」



いふ「………？」



ないこ「なんでわかんない…ってかおすんのぉ!?」



『……ｯﾌﾌ…なかいいねぇ…』


ないこ「うんっ、なかいーのぉ!!」



いふ「あ、可愛い子ぶってる」


ないこ「うるさいもんっ」





緊張もするけど、なんだか楽しくなりそうです……!!💗

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