14. 告白 ページ45
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１２月２４日。
町中がイヴの活気に満ちる中、BTSは事務所でレッスンに励んでいた。
JH「ういっと〜！ いったん休憩！ 俺、コンビニ行くけど誰かくる？」
JK「僕も行きます！ お腹空きました」
JN「俺も行くよ」
YG「じゃあ俺は……ロビーで寝る」
RM「俺は代表に呼ばれてるから、ちょっと行ってくる」
メンバー達が練習室を去り、取り残されたAとテヒョンは互いに沈黙を貫いていた。
TH(やっぱりA、元気ない)
Aは部屋の隅で体操座りをして、物憂げに空虚を見つめている。
テヒョンは何故なのか理由を考え、やはりあれが原因だろうか、と肩を竦めた。
TH(ジミンとミナのことだろうな……)
二日後に行われるSBS歌謡祭のオープニングで、ジミンは現代舞踊のステージを披露することになっている。
このオープニングステージは、各グループから選抜されたメンバーが揃って同じ舞台に立つことで、ファンからも関心が高い。
TH(まさかそれにミナが参加するなんて、Aも思ってなかったんだろうな)
そして今日、ジミンはその合同練習のため、外部に出ている。
TH(そりゃあメンバーと恋人が一緒になるのは、嫌だよね)
テヒョンはゆっくりとAに歩み寄り、その隣に腰を落とした。
TH「レン。その。元気、出して？」
「え？ あぁ、まぁ……」
TH「気持ちは分かるけど、ジミナならきっと大丈夫だから」
「ジミナ？ ……ジミナが、どうかしたの？」
するとAはそう言って、怪訝に目を細める。
TH「いや、だから……ミナのこと……。恋人がメンバーと仲良くしてると思ったら、流石のレンも嫉妬するよねって思って……」
だがAはテヒョンの言葉にぽかんと一点を見つめ、直後どういうわけか失笑のような笑みを浮かべてうな垂れた。
「はは……そっか……今日は……うん、そうだったね……」
まるで忘れていたとでも言うかのよに、そんなことを呟いて空笑いするA。
TH「え？ そのせいで元気なかったんじゃないの？」
テヒョンが驚きを滲ませながらそう問いかけると、Aは力なく首を振った。
「“嫉妬”、か……。そういえば、したことないな……」
TH「え？」
そんな小さな呟きに、テヒョンは目を丸めた。
TH(嫉妬したことないって……A、ミナのこと好きなんだよね？)
また口を結んで空虚を見つめるA。
テヒョンはAの考えていることが全く分からず、首を傾げた。
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グミカン(プロフ) - noenunaさん» noenunaさん、コメントありがとうございます。。 そう言ってくださる方がいて、作者心底ほっとしております!! なにせ趣向が偏りがちの作品で……。笑 もう少しですが、完結するまで頑張りますので、どうかお付き合いいただけると幸いです。。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - こんにちは。連載当初から読ませて頂いておりましたが、この章の展開にはたまらずコメント残させて頂きました。本当に素敵なお話で読むたびに胸が熱くなります。今後も陰ながら応援しています。どうかお身体にお気をつけて下さい。更新を心から楽しみにしております！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: e077cb6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 毎回コメントありがとうございます。。更新滞ったりしていて申し訳ないですが、こうやって読んでくださる方がいるおかげで頑張れます〜！ あの残り短いですが、みんなの恋がどうなっていくのか、見守ってあげてくださると嬉しいです。。 (2019年12月21日 16時) (レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 遂に恋心を自覚したメンバーが.......！ これからどうこの恋が動き出すのか私もドキドキワクワクしています。グミカンさん、更新頑張ってください！ (2019年12月16日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年12月16日 0時
