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JK「レン……？ どうしたの、こんな朝早くに」
ふと、リビングの扉が開いて、そんな言葉と共にジョングクが現れた。
ソファにうな垂れるAが、力なくその方向へと首を動かす。
するとジョングクは、どこか怪訝そうな顔でゆっくりとこちらに近づいた。
JK「体調でも悪いの？」
隣に腰かけ、心配そうに顔を覗き込むジョングク。
だがAは静かに頭を振り、何も答えずぬるくなったお湯を口に含んだ。
JK「もしかして……“生理”？」
「ぶっ……！」
ジョングクの口から飛び出た言葉に、Aは思わず水を吹き零しそうになる。
口元から垂れた水をなんとかふき取ると、「何を言い出すんだ」とジョングクを見た。
JK「いや、その……ダルそうだったし、そうなのかなって」
「だからってなんでそうなるの」
JK「だってほら……レン、身体は女の子だしさ」
「それは、そうだけど……」
JK「レンは何も言わないけど、本当は辛いんじゃないの？
生理痛とか、結構しんどいって聞くし……。
たまに飲んでる薬って、ピルだよね？」
「……まぁ、そうだけど。でも、今は違うから、心配しなくていいよ」
まだウブな男の子かと思っていたが、恥ずかしげもなく、むしろ本気で心配してくれているあたり、彼はもう子供ではない。
ならば今更恥ずかしがる必要もないか、とAは開き直ることにした。
「あぁ……やっぱり、男に生まれたかったなぁ……」
JK「え？ どうしたの、急に……。やっぱ、なんかあった？」
「……いや、ただ……僕が男に生まれていたら、こんな些細なことで悩んだりしないんだろうなと思って」
JK「どういう意味？」
Aの言わんとしていることが掴めないジョングクは、その丸い瞳を更に丸くして首を傾げた。
「あのさ……ジョングガは、誰かを好きになったことある？」
JK「え……？」
突然Aから投げかけられた質問に、ジョングクは驚いたような、そしてどこか焦ったような表情を浮かべた。
JK「な、なんで？」
「いや、なんでって言われても……なんか、気になって」
するとジョングクは、少しだけ深呼吸をして、何やら難しい顔をした。
JK「まぁ……ある、けど」
「そう。じゃあその時、どんな気持ちだった？」
JK「どんな気持ちって……？ それは、まぁ、“好き”って気持ちだけど……」
「なら、その“好き”って、どんな感じ？」
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グミカン(プロフ) - noenunaさん» noenunaさん、コメントありがとうございます。。 そう言ってくださる方がいて、作者心底ほっとしております!! なにせ趣向が偏りがちの作品で……。笑 もう少しですが、完結するまで頑張りますので、どうかお付き合いいただけると幸いです。。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - こんにちは。連載当初から読ませて頂いておりましたが、この章の展開にはたまらずコメント残させて頂きました。本当に素敵なお話で読むたびに胸が熱くなります。今後も陰ながら応援しています。どうかお身体にお気をつけて下さい。更新を心から楽しみにしております！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: e077cb6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 毎回コメントありがとうございます。。更新滞ったりしていて申し訳ないですが、こうやって読んでくださる方がいるおかげで頑張れます〜！ あの残り短いですが、みんなの恋がどうなっていくのか、見守ってあげてくださると嬉しいです。。 (2019年12月21日 16時) (レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 遂に恋心を自覚したメンバーが.......！ これからどうこの恋が動き出すのか私もドキドキワクワクしています。グミカンさん、更新頑張ってください！ (2019年12月16日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年12月16日 0時
