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JN「だから、ミナちゃんの雰囲気に無反応だっただろ？ A。
あいつ、ああいうことは人一倍鋭い方だと思うんだけどな」
そう言われて、ジミンはいつだったかスタジオでAと交わしたやり取りを思い出す。
あのときAは、ジミンがAに対してどきどきしていたことを瞬時に見抜き、だがいつも通りの平然とした様子で「男を好きにはならない」と言った。
以降もAがジミンに対して何か意識するようなそぶりは全く見せなかったし、事実、男である自分を意識していないだけなのだろうが……。
JM(それにしても、Aってほんと演技上手……)
照れたり、音楽の事で饒舌になることはあっても、動揺するなんて事は滅多にない。
むしろ時々ふと動揺したりするのでさえ、演技なのかと思ってしまうくらいだ。
いつも場の空気を呼んで、それに見合った最適な行動をする。
そんな賢さと、自分自身を可もなく不可もない存在にしてしまう狡さが、Aという人間の特徴だった。
JM「キスはまだ早いと思ってるんじゃないですか」
JN「そうかぁ？ 好きなコがキスしたいって顔してきて、しない男なんていないと思うけどな。
もう子供じゃあるまいし……」
JM「じゃあ、食事中だからじゃないですか？」
JN「あぁ、まぁ……けど、なんていうか」
突然言葉を濁らせたジンに、ジミンが怪訝な表情をする。
JN「Aのあの感じ……なんか引っ掛かるんだよな……」
ジンの意味深な言葉に、ジミンは更に眉を潜めた。
確かに先ほどのAの様子、好きなコに雰囲気を出されたにしては、妙に淡々としていた気がしないでもないが。
JN「Aって裏表がなさそうに見えるけど、実は謎が多い奴だからな〜」
JM「まぁ……それは言えてるかもです」
Aが韓国へ来て４年。
随分と時間がたったし、随分と濃い時間を過ごしてきたように思う。
その中で徐々に垣間見えたAという人間は、天才でありながら実はとても臆病で自信のない子だった。
けれども、Aという人間が持つ不思議は、まだまだ海のように底が深い。
JM「四次元くんならぬ、四次元ちゃんですね……」
JN「あーあー。同じ四次元として、テヒョナとくっつけば丸く収まるのにな〜」
ふいにジンが放った言葉に、ジミンはドキリと反応する。
……まさかジニヒョン、テヒョンの気持ちに気付いてる？
JN「ふわ〜あ〜。ま、それはありえないか……」
……あ、これ絶対気付いてないな。
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グミカン(プロフ) - noenunaさん» noenunaさん、コメントありがとうございます。。 そう言ってくださる方がいて、作者心底ほっとしております!! なにせ趣向が偏りがちの作品で……。笑 もう少しですが、完結するまで頑張りますので、どうかお付き合いいただけると幸いです。。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - こんにちは。連載当初から読ませて頂いておりましたが、この章の展開にはたまらずコメント残させて頂きました。本当に素敵なお話で読むたびに胸が熱くなります。今後も陰ながら応援しています。どうかお身体にお気をつけて下さい。更新を心から楽しみにしております！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: e077cb6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 毎回コメントありがとうございます。。更新滞ったりしていて申し訳ないですが、こうやって読んでくださる方がいるおかげで頑張れます〜！ あの残り短いですが、みんなの恋がどうなっていくのか、見守ってあげてくださると嬉しいです。。 (2019年12月21日 16時) (レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 遂に恋心を自覚したメンバーが.......！ これからどうこの恋が動き出すのか私もドキドキワクワクしています。グミカンさん、更新頑張ってください！ (2019年12月16日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年12月16日 0時
