8-2 Side ジミン ページ23
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それは、２日前のことだ。
DMCフェスティバルに参加することになったジミンたちBTSは、ステージ袖で共演することとなったヨジャグルと一緒にいた。
そのヨジャグルの中には例の『TWICE』もいて、日本人メンバーであるモモとサナは、新しく髪を染めたAにきゃあきゃあと黄色い声を上げていた。
あの二人と、そしてもう一人の日本人メンバーであるミナが、Aと懇意にしている。
そんな話を耳にしたのは、１か月ほど前の話だ。
同じ女性同士のアイドルが仲良くするのは珍しい話ではない。
男同士でもステージを降りれば友達になれるくらいなのだから。
だが、Aは特別だ。
身体は女性だが、その心は男性。
たとえ同性同士でも、恋に落ちる可能性があるのがAという人間なのだ。
だからその事を知って以来、ジミンは何かとテヒョンの顔色を伺うようになっていた。
勿論それは、彼がAに好意を寄せていると知ったから……。
そしてあの日、一番恐れていたことが起こった。
ステージ袖でモモたちと話していたAが、ふいにミナへと話しかけた。
だがどういうわけか、ミナが突然ステージ袖を飛び出してしまう。
Aは少しびっくりしていたが、本番まで残りわずかだったこともあり、すぐに彼女を追いかけて行った。
そして何故か、その後を追いかけるテヒョン。
更にはジョングクまでもが走りだし、その後ようやく『TWICE』のメンバーやスタッフが、彼女を探しに走ったのだ。
そんな中、ふいにテヒョンが心配になったジミン。
仕方なく彼らの後を追いかけていくと、廊下の隅で呆然と立つテヒョンとジョングクの姿があった。
一体、何があったのか……――。
そう思い近づくジミンの目に飛び込んできたのは、なんとAに抱き着くミナの姿だった。
眉を下げ、Aの体にこれでもかと密着するミナ。
そしてどこか困ったように、だが満更でもないというような表情で立つA。
二人とも、少しだけ顔が赤かった。
こんなもの、テヒョンが見たら……。
そう思うも、当然時すでに遅し。
テヒョンは二人の姿を見つめながら、愕然としていた。
JM(あの日から、ずっとこんな感じだ……)
随分と重傷のテヒョンに、あの事を思い出しては遣る瀬無い気持ちになり、深いため息を吐いている。
そして更に、問題はそれだけではない。
ジミンは、部屋の隅で何やら小競り合いを繰り広げる二人にやれやれと肩を竦めた。
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グミカン(プロフ) - noenunaさん» noenunaさん、コメントありがとうございます。。 そう言ってくださる方がいて、作者心底ほっとしております!! なにせ趣向が偏りがちの作品で……。笑 もう少しですが、完結するまで頑張りますので、どうかお付き合いいただけると幸いです。。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - こんにちは。連載当初から読ませて頂いておりましたが、この章の展開にはたまらずコメント残させて頂きました。本当に素敵なお話で読むたびに胸が熱くなります。今後も陰ながら応援しています。どうかお身体にお気をつけて下さい。更新を心から楽しみにしております！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: e077cb6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 毎回コメントありがとうございます。。更新滞ったりしていて申し訳ないですが、こうやって読んでくださる方がいるおかげで頑張れます〜！ あの残り短いですが、みんなの恋がどうなっていくのか、見守ってあげてくださると嬉しいです。。 (2019年12月21日 16時) (レス) id: bc74e0fc10 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 遂に恋心を自覚したメンバーが.......！ これからどうこの恋が動き出すのか私もドキドキワクワクしています。グミカンさん、更新頑張ってください！ (2019年12月16日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年12月16日 0時
