15. 危機感 ページ39
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２０１６年、７月のある日。
久方ぶりに午前中のスケジュールで仕事が終わったBTSメンバーたちは、宿舎でそれぞれ出かける準備をしていた。
YG「おい、準備できたかーホビ」
JH「おっけーです！」
JK「え？ ヒョンたち、またバスケ行くんですか？」
リビングでバッシュと着替えを手に立つユンギに、ジョングクが問いかける。
彼らは何か悪いか、とでもいう風にふん、と目を逸らした。
YG「ま、一応ダメもとで聞いておくけど……ジニヒョン、バスケするけど来ますか」
JH「誘うだけ無駄ですよヒョン。ジニヒョンがバスケなんてしたがるわけないじゃないですか」
YG「聞かなかったら聞かなかったでふてくされるからだよ」
そう言ってユンギはキッチンでお湯を沸かすジンに視線を送る。
するとジンは、なぜか胸を張ってにやりと笑った。
JN「おーおー。お前たち、まるで俺がいつも一人で暇してるみたいな口ぶりだなぁ。
残念だけど、僕は今日は忙しいんだ」
YG「へぇ、珍しい。何か予定があるんですか？」
JN「さりげなく辛辣だなユンギ……。俺は、今日はレンたちを車で送り届けて……」
YG「それってただのアッシーじゃないですか……かわいそうに」
JN「最後まで聞けよ！ 送った後に、地元の友達と遊ぶんだ！」
アッシーはただのついでだ！と声を荒げるジン。
ユンギはにやにやと笑いながらそんな兄の反応を満足げに眺めていた。
JH「レンたちを送るって、他に誰がいるんですか？」
JN「テヒョナとジミナだよ。なんでも、山の中にあるカフェに行くんだって」
そんな話をしていたら、奥から準備を終えたらしいジミンがリビングに現れた。
JM「あれ？ ジョングガ。まだいたの？ さっきナムジュニヒョンが外で探してたよ？」
JK「え？ もう外にいるんですか？ 僕、てっきりまだ準備中だと……っ」
そう言いながら、慌てて荷物を抱えるジョングク。
彼は、ナムジュンと知人ラッパーのライブに出かける予定だ。
ばたばたとジョングクが出て行ったあと、準備を終えたテヒョンとAがリビングにやって来た。
TH「ジニヒョン、お待たせ〜！」
JN「おー。車はもう出してあるから、先に乗ってて。
あ、それと……レン。君は助手席に乗って」
「え？ いいんですか、僕が乗って……」
ジンの言葉に、Aは残る二人を見る。
案の定、不満だらけの顔をしていた。
JN「いいのいいの。俺の車なんだから、俺の言うこと聞いて」
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グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 今回もありがとうございます…!! 主人公色々吹っ切れちゃいましたが、そんな彼（彼女）に一体これからメンバーたちはどう思うんでしょうか……!! たぶん作者の趣向的に一筋縄ではいかないと思いますが(笑)、今後も楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2019年11月12日 18時) (
レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - 閔さん» コメントありがとうございます〜!! 最初からお付き合い頂いているということで……!! めちゃくちゃ嬉しいです……!! これからも読んで頂けるよう、更新頑張りますね。。ありがとうございます!! (2019年11月12日 18時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編作成おめでとうございます〜！ おっと……？もしやここにてメンバー達の恋愛感情に少し変化が……？！何だか怪しい展開ですね (wkwk) 今後もドキドキしながら読ませてもらいます。更新頑張ってください！ (2019年11月11日 10時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 4章にもなって初めてのコメントですが...今までずっと読ませていただいていました。自分的には1章が出されてすぐ見ていた気もしますが......いてもたってもいられず、コメントしました。すごく魅力的なお話で大好きです！これからも頑張ってください。応援してます！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年11月10日 19時
