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その後、テヒョンから事を聞いたミンソクがバスタオルを持って駆けつけ、事なきを得た。
「はぁ〜。こうなるって分かってたら、こいつはホテルに留まらせたんだけど……」
ミンソクはそう言って、申し訳なさそうに肩を竦めるホソクとテヒョンを見下ろす。
ミンソクから事情を聞いたらしいホソクは、少しだけ顔を赤らめながら「すみません」と呟いた。
「それにしてもジョングク。今回は助かったよ。俺からも礼を言う」
今回の撮影は、いつもBTSの撮影を行っているチームとは違う業者に依頼している。
ゆえに撮影スタッフはみな、Aの事情を知らない。
今回ミンソクが派遣されたのは、そんな状況からAの秘密を守るためだった。
礼を言われたジョングクは、まだどこか赤い顔を隠すように、伏せ気味で「いえ」と返す。
するとミンソクはなぜか思案顔を浮かべたあと、先にホテルで着替えてこいと言ってAをこの場から離した。
「……で。どうだった？ “女の”レンは。“男”が疼いちまったか？」
急にとんでもない事を言い出したミンソクに、ジョングクは険しい顔をする。
しかし全てお見通しのミンソクは、あくまで平然としながら話を続けた。
「いいか。お前たちは、事務所を背負うBTSのメンバーだ。
……それはレンも同じ。
あくまでも同じグループの仲間同士なんだ。
例えレンの体が“女”であっても、一線は超えちゃいけない。
身体も……心もな」
それはミンソクからの警告だった。
例えどんなことがあっても、Aを“女”として見てはいけない、恋をしてはいけない。
同じ世界を駆ける、仲間として。
JK「……ははっ。まさか、そんなことがあるわけないじゃないですか」
ジョングクはそう言って、呆れたように肩を竦める。
相手は確かに女だが、心はれっきとした男だ。
そんな人間を、しかも同じメンバーである仲間を、好きになるはずなんてない。
「……そうか。なら、いいんだけど」
ミンソクはまだ疑うような視線を向けたまま、だがにこりと笑ってジョングクたちを見た。
「まぁ、おまえたちがいくらアイツを好きになっても、“同じ男”である以上、アイツは靡かないだろうしな」
そう言い残し、どこかへ去っていくミンソク。
その後ろ姿を、３人はどこか複雑な面持ちで見つめるのだった。
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グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 今回もありがとうございます…!! 主人公色々吹っ切れちゃいましたが、そんな彼（彼女）に一体これからメンバーたちはどう思うんでしょうか……!! たぶん作者の趣向的に一筋縄ではいかないと思いますが(笑)、今後も楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2019年11月12日 18時) (
レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - 閔さん» コメントありがとうございます〜!! 最初からお付き合い頂いているということで……!! めちゃくちゃ嬉しいです……!! これからも読んで頂けるよう、更新頑張りますね。。ありがとうございます!! (2019年11月12日 18時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編作成おめでとうございます〜！ おっと……？もしやここにてメンバー達の恋愛感情に少し変化が……？！何だか怪しい展開ですね (wkwk) 今後もドキドキしながら読ませてもらいます。更新頑張ってください！ (2019年11月11日 10時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 4章にもなって初めてのコメントですが...今までずっと読ませていただいていました。自分的には1章が出されてすぐ見ていた気もしますが......いてもたってもいられず、コメントしました。すごく魅力的なお話で大好きです！これからも頑張ってください。応援してます！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年11月10日 19時
