10. 愛の力 ページ31
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「へぇ〜。韓国にもこんなところがあるんだ」
英国調の街並みが広がる景色を、Aはそう言いながら眺めていた。
JH「日本にもあるの？ こういうの」
「ありますよ。全国各地に、イギリス村とか、アメリカ村とか……」
そう言うと、どうやら話を聞いていたらしいナムジュンが「そりゃそうだ」という風に話に割り込んでくる。
RM「アジアなら珍しくないよ。こういうの。なにせアジアはアメリカに……」
ナムジュンが何やら長々しく説明を始めたが、それは急に大きくなったＢＧＭに掻き消された。
「皆さん〜！ 撮影が始まりますよ！ 準備はいいですか？」
スタッフの呼び声と共に、所定の位置に着きはじめるメンバーたち。
つられてAがスタート位置に移動すると、近くにいたテヒョンが顔をニヤつかせて寄ってきた。
TH「レン。この衣装、すごく似合ってるよ〜」
言いながらテヒョンがAの着ている赤いタータンチェックのパンツをつまむ。
「僕も気に入ってるよ。まるでマルコム・マクラーレ/ンのプロデュースみたいだよね」
そう言うとテヒョンは、はて？と疑問符を浮かべた。
YG「マルコム・マクラーレ/ンってのは、ヴィヴィアン・ウエストウッドと一緒にイギリスのバンド『S○x Pistols』を手掛けた人のことだ。
あのバンドの衣装も、大体こんな感じだったろ？」
ユンギが詳しく説明すると、テヒョンはなるほどといった風に目を丸めた。
TH「ほんと良く知ってますね、２人とも。ヴィヴィアン・ウエストウッドなら分かるけど、『S○x Pistols』なんて古いバンド、僕は名前くらいしか知りませんでした」
YG「ま、知らなくても当然だな。世代も全然違うし。
俺も映画で知ったから」
するとなぜかAが目を輝かせてユンギを見た。
「『シド＆ナンシー』ですか？」
YG「そう。それ。見た？」
「見ました。あれのシド・ヴィシャス、ほんとかっこいいですよね」
YG「分かる。というか、『S○x Pistols』がもはやかっこいいもんな」
「はい。僕は、彼等の着ていた衣装が大好きです」
YG「なるほど。そのタータンチェックパンツ……衣装で着てたもんな」
「はい。これを見て、真っ先に彼等のことを思い出しました」
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グミカン(プロフ) - hさん» コメントありがとうございます…!! わわ、楽しみに待っていただける事、嬉しく思います…!! これからも楽しんで頂けるよう頑張るので、お付き合い頂けると嬉しいです…!! (2019年11月12日 18時) (
レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - お疲れ様でした！次も楽しみ〜！ (2019年11月11日 8時) (レス) id: 9473de3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます〜！嬉しいお言葉、ほんとうに励みになります！TT わわ…!! ご指摘ありがとうございます!! スンシム氏、読者の方には申し訳ないです…!! すぐに書き換えさせて頂きますね…!! 今後ともお付き合い頂けると嬉しいです。。 (2019年11月7日 19時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はじめまして! オススメから読んでみたら面白くてイッキ見してしまいましたw これからどうなっていくのかスゴく気になります！ 1つだけ気になったのがヨンタンって書いてましたが、その頃はまだ居ないのでスンシムの方がいいのでは？と思いました。更新楽しみにしてます (2019年11月7日 14時) (レス) id: 761c706174 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - かむたんさん» コメントありがとうございます〜TT そう言って貰えて、とても嬉しいですし感謝です…!! これからもお付き合い頂けると、幸いです。。 (2019年11月3日 11時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年11月2日 18時
