キムくんのギャップ (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,941 hit

03 ページ3

.

あれから1週間が経ち。高校3年の慣れもあったのか何となくクラスに慣れてしまった。

そんな、ある日の一時間目私はなんだかいつもより眠くて眠くてぐっすり眠ってしまった、それが事の発端だった。

私はどうやら1時間ぶっ通しで眠り倒していたらしく起きると周りのみんなはいなくて何故だろうと考えれば次の授業は体育でみんな移動し残り五分前になっていた。…誰か起こしてくれてもよかったのに。
こういう時友達がいないと不便だななんて思う。

焦った私は誰もいないしいいやという理由で更衣室にも行かずクラスで思いっきりワイシャツを脱いで体操服に着替えていた。

そんな時運が悪いのかドアのそばにキム君が立っていた。……最悪

キム君はニヤッと笑いながら近寄ってきた。
あれいつもの塩どこいった？

「こんな所で下着丸出しで誰か男でも誘おうとしてるの？」

『あっ、いや、違っ』

「まあ、いいよ。僕そういうの好きだよ。だけどちゃんと更衣室には行かなきゃ？ね？」

なんて言いながらキム君は自分の着ていたジャージーを脱ぎ私に被せて手首を掴みどこかへ連れていく。

授業開始前だからか、廊下に人が一切居ない。ついてないなって思っていると、男子更衣室に入れられ鍵を閉められていた。

キム君は私の手首をそこでやっと離し、

「前から思ってたんだけど、Aさんてなんかえろいよね。めっちゃそそる。」

へ。

.