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新学期はたったの3時間で学校が終わるので楽だ。
HRが終わりみんなが帰る人を探している中私は新しく貰った教科書をゆっくりバックに詰めていたらいつの間にか人が減っていた。
今日はヘリが彼氏のホソク君と一緒に帰る日らしいから私は一人で帰る。
マイペースだな私なんて思いながら教科書がぎっしり詰まったバックを肩にかけると教室の前方のドアにジョングクが不満そうな顔で寄っかかっていた。
ああ、やらかした。
私には幼馴染みがいる。
それがジョングクだ。私達は二歳差で今日はめでたくジョングクが私のいる高校へ入学したのだ。
ジョングクはこの世のものとは思えないくらい顔立ちが綺麗でなんでも器用にこなすんだけどどうやらジョングクは友達作りだけは下手くそなのかそうなのか知らないが、明日俺と帰ろうと前日に連絡を寄越してきたのだ。
まあ、うさぎみたいな顔してそんなに塩っぽいから友達作りが下手なんだよ。と、私が言えることじゃないけど思った。
「ねぇ、遅いんだけど。待ちくたびれて教室まで来てあげたらめっちゃくちゃゆっくり教科書詰めてんね。」
『ごめんって、忘れてたの。』
『あ、そういえばジョングク新学期そうそうモテモテだったね笑やっぱ顔はかっこいいんだね。』
「顔はって…俺ちゃんと性格も良いし？あと、別に俺は好きでチヤホヤされてる訳じゃないし、むしろ鬱陶しい。ヌナどうにかしてよ。」
『何それ。嫌味な悩みだね。』
顔を見合わせて私達は笑いあった。
その瞬間に私達の間をキム君が通り過ぎようとした。そして言った。
「邪魔。」
待ってよ。今の今まで残ってたの？
キム君は加えて言う。
「別に盗み聞きするつもりはなかった。ただ周りの女子に絡まれないように帰りを遅らせただけたがら。」
と言って帰ってしまった。なんだか恥ずかしかった。というかソナちゃんはどうしたのか。ちょっと気になった。
ジョングクは
「なんか、甘い顔してる癖に感じ悪いな。」
と一言放って私達は一緒に帰った。
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作者名：ハヌル | 作成日時：2020年1月11日 1時
