窓際の猫

28(JKside) ページ28

*

自分の性格をこんなにも後悔するのは

今までで初めてだ。






入学してヒョンたちにしか心を開いてこなかった。

開くことができなかった。




初めて教室に入って
クラスメイトの顔をみて
あれからどれだけ日が過ぎたか…笑









今になったから言うけど






イAとキムスヨン



２人はいつも一緒にいて



キムスヨンはいつも賑やかで(うるさいぐらい)
何かあるたびに大喜びして、大泣きして、



それをいつも隣で笑って、慰めて、
イAのこと
本当は初めから気になってたのかもしれない。




……顔もそこそこ可愛いし//









初めて話しかけられて



俺の方がずっとはやくアイツと出会ってたのに




テヒョニヒョンはカトクも交換して



Aちゃん！て
愛嬌たっぷりの笑顔で名前呼んで









アイツは俺のことジョングクって呼ぶけど
俺は未だに恥ずかしくて
Aさんて呼びで、





だからタメで話すくせにそこだけ違和感…苦笑









さっきだってヒョンに話しってなんの話だよ。




俺には冷たかったくせに。




はやく２人になりたいのか
ヒョンを押し出そうとして、




俺だって階段でのこと謝りたいし
２人で話したいのに。









こんなに他人のことを気にして




心を乱すことなんて普段の俺にはない。






自分のペースで穏やかに過ごしたい。







でもヒョンとAさんを見てると
それが出来ないんだよ。









だから









これからは









俺だって









気持ちに気づいた以上
何もしないわけにはいかないんだ。

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