君の彼氏になりたい。【3】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:108,325 hit

〇下の名前で呼んでページ7

--Abe Side--

阿部「前にも
来たことあるけど、
綺麗にしてるんだね」

『女子ですからね！
連絡無しで
来るやつもいるし...』

『てかあの時は、
お世話になりました...笑』

阿部「懐かしいね...
あれからもう
1ヶ月経つんだね。」

『1ヶ月前が懐かしいって、
おじいちゃんじゃん。』

阿部「おじいちゃんって
言わないでよ～！！」

『てか汗かいたし、
お風呂入ってきなよ！』

阿部「確かに...
じゃあ借りるねっ！」

『タオルとか勝手に
使っていいからね～』

Aちゃんに促され、
お風呂に入ることした。

綺麗に整頓されてて、
タオルの場所とか
分かりやすい...

扉を開けると、
俺が来る前に湯船を
溜めててくれていた。

遠慮なく入って、
しかも溜まってて
入浴剤まで
入ってる。

阿部「優しいなぁ。」

汗も流し、
体も温まり
お風呂を出て
Aちゃんにも
入るように伝える。

阿部「お風呂
ありがとう、
Aちゃんは？」

『私？阿部ちゃんが
来る前に
もう入ったよ？』

『だからパジャマなんじゃん』
と言われるまで、
パジャマとは
気づかなかった。

リビングにある
ソファーに座り、
『こっちにおいで』って
言われ隣に座る。

『ホットミルクあるよ、
飲みながら
眠くなるまで
お話しよ』

阿部「そうだねっ」

阿部「ねぇ...あのさ
俺からのお願い
1つ聞いてくれる？」

『いいよ？
なーにっ？』

阿部「阿部ちゃん
じゃなくてさ...
その...下の名前で
呼んでほしいな」

『ふふっ、普通にそう
言ってくれればいいのに』

『亮平くんでいい？』

阿部「俺も
Aって呼ぶ、
5人だけずるい...」

『いいよっ！』

『私のことをね、
Aって呼ぶの
たきくんだけ
だったんだよ(笑)』

亮平くんと呼ばれ、
とんでもない
破壊力に
心臓やられそうなのを
抑えてると

下の名前で呼ぶのは
滝沢くんだけだと
聞いて、少し驚く。

阿部「松丸くんには
何て呼ばれてるの？」

『さくらちゃんって
呼ばれてる』

『みんな
さくらちゃんって
呼ぶんだよね～』

『さくらって
苗字なのにねっ』
なんて笑うAが
可愛すぎて、
思わず下を向く。

『てか今日
たくさん踊ったから
眠くなってきた...
もう寝よっか』

阿部「そうだねっ」

Aちゃんに
部屋を案内され、

『今日は帰ってこないから
使っていいよ』
と言われ、

俺は双子のお兄さんが
使ってるベッドを借りて、
眠りについた。