趣味で歌い手やってたんですが、【stpr】

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『げ、ファーチェポジ…』

「ドンマイ」

『ちょ、さとみくんこっち来てタゲ引いてよ』

「"解読に集中して"」

『つれないな… …あ、心音』









すぐさま"ハンターが近くにいる！"とチャットが飛んでくる。





あー、そのポジなら俺がハンターやってても行くわ。






やだよー来ないでよー、と一人騒いでいるが殴られる気配はない。



何だかんだ言ってチェイス持たせるんだよな。









「ハンター何？」

『リッパー。…あ、監視者置きやがったこいつ』

「口が悪うございますよ」

『ほっといて！あ、いや待ってほっとかないで助けに来て』

「あと三割で一台上がるから待ってろ」

『りょー』









偶に入るスキルチェックをこなしながら、ふと当初の目的を思い出す。









…忘れてた。普通にゲームしてたわ。









「そういやさ」

『うん？』

「俺聞きたいことあって連絡したんよね」

『あー…そんな気はしてた。何？』







解読機が一台上がる。



数秒の差で他の野良も二台上げた。





わー三台分走れたーと呑気にチェイスしているAはしっかりとチャットを飛ばしていたので、補助の為にチャットの方へキャラを走らせる。







「いやー聞いちゃっていいんですかねコレ」

『何、もったいぶるのやめてよw』

「俺気づいちゃったんだけどさ」

『うん』









「お前、"mono"って歌い手やってるだろ」









『え、……ぁあッ』








ｺﾞｰﾝ、と音がした。




殴られたら普通なら半分のダメージの筈だが、右上に映るAのアイコンはダウン表示になっている。









…こいつ、恐怖食らいやがった。








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バレました。→←ぶっちゃけ５秒前

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