コンビ審神者でブラック本丸をぶっ潰してみました！ 《2》

68 ページ18

向日葵side

薬研がなんか元気ない

アイスあげたらめっちゃ
予想通りの反応をして
食べてたけど

アイスを食べ終わったら
俯いてしまった

『薬研』

と呼ぶとパッと顔をあげて
こちらを見た

「何かあった?」

『俺たちで良ければだけど
話聞くよ?』

「他のみんなより頼りない
かもしれないけどさ」

そう言うと薬研は少しまた
俯いて、そのまま

薬「なあ、2人は…

2人は…俺ら刀剣男子が
2つに分かれたらどうする?

俺みたいに本丸内で助けて
もらった組と…

閉じ込められていた組

俺らはもうここの審神者を
大将とは思っていない
向日葵、春が大将だと思ってる

でもあいつらはあの審神者が
死ぬまで、いや、死んでからも
あれが人間、あれが大将と
思うかもしれない
2人みたいな人間がいるって
知っても、人間を許さない
って言うかもしれない

もしかしたら、2人を
殺すかもしれない

なあ、向日葵、春

あいつらがお前達を
信じないと言ったら
どうする気だ?」

『んー…仕方ないかなって』

薬「え…」

ｽﾗｧｯ

平「薬研兄さん?…」

「あれ?平野どーしたの?」

平「目が覚めたら薬研兄さんが
見当たらなくて…」

『ごめんな、平野

丁度薬研が起きてたから
色々聞いてたんだ』

平「そうだったんですか」

「平野、先に一緒に寝ちゃお」

平「はい、おやすみなさい」

「んじゃ、ひま、お先〜」

『はいよ〜』

薬「それで、仕方ないって
どういうことだ?…」

俺は思ったことをそのまま言った

69→←67

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す