30話 -4- ページ10
長らくお待たせしてすみませんでした‼リアルが非常に忙しく…なかなか更新できませんでした…。
作者は学生ということで日中は学校、夜はバイトやサークルと時間がなく、ここに来る日もなかったことがありました。GWに入り、自由な時間は多少はできてきたので少しずつですが更新していきたいと思います‼
ではどうぞ‼
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呼ばれた声に反応して振り向くと、千佳が入ってきたところだった。
「ちーちゃん…。」
千佳「ふふっ。お風呂っていいよね。あったかくて寝ちゃいそうになるね。」
「そうだね…。実際、前に防衛任務で疲れ果ててここで寝ちゃってた事あったよ。」
千佳「私も疲れて家のお風呂で寝ちゃったことがあって、ドアの向こうから大声で兄さんに起こされた事あったよ。」
「あら、ちーちゃんも?ふふっ。」
ふふっとお互いに笑っっていると、
千佳「ねぇ?Aちゃんはなんでさっき夕食の時に急に出て行ったの?」
「えと、それは…。」
と顔をそらすと、
千佳「言いたくないならいいよ。でも言ってくれるならゆっくりで全然いいから。」
「ちーちゃん…。」
気遣ってくれてるんだ。
千佳の優しさを感じて言うことにした。
「私が向こうの世界で過ごしたことがあるのは言ったよね?」
千佳「うん。」
「向こうで家族だったのはお母さんと遊くんと遊くんのお父さんの3人だけだった。」
どこへ行くのにも一緒だった。安全という意味を込めてお母さんと有吾さんは私と遊くんを連れていたのかもしれないけど。
「正直、4人だけの頃が一番楽しかった。でも、お母さんと遊くんのお父さんを失って、遊くんと離れ離れになって、こっちにきて。お父さんや玉狛のみんなと出会って…みんな優しくて…お母さんを失ったのは私のせいなのに。そんな私をみんなは受け入れてくれた。家族のように接してくれた。もうそんな資格ないのに。でも嬉しかった。だからどうすればいいのかわかんなくて勢いで出て行ったの。」
途中から涙がでていた。
千佳「そうなんだ…。」
「こんな最低な私を…。」千佳「違うよっ‼」
「え…。」
千佳「Aちゃんは最低じゃないよ!だってだって…初対面だった修くんや私にも優しく接してくれたんだから。」
「ちーちゃん…。」
千佳「だからAちゃんは最低じゃないよ。」
「ありがとう。ちーちゃん…少しだけ救われた気がするよ。」
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近々他の作品を書くかも?
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まゆみ(プロフ) - 氷冷さん» 教えてくださりありがとうございますm(_ _)m (2019年8月27日 21時) (レス) id: 597944376e (このIDを非表示/違反報告)
氷冷(プロフ) - 読んでいただきありがとうございます!pixivにてあげています。名前は氷冷です。スマホならアプリの方が私的にはオススメですよ! (2019年8月27日 20時) (レス) id: 4dec7881c9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ(プロフ) - この作品が大好きで1話からずっと読んでます。もしよければどのサイトに上げるのか教えてもらえませんか? (2019年8月27日 20時) (レス) id: 597944376e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷冷 | 作成日時:2019年4月7日 17時