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大貴side




「おーきーろー!!」



「ってぇ!!」



「いつまでも寝てるからだろ!」







毎朝寝坊する俺にも、もう涼介は慣れたみたい。



そんな俺を毎朝、馬鹿みたいな大声で起こす涼介にも慣れた。








「起きたんならさっさと顔洗ってご飯食べて!置いてくよ!?」



「わーったよ…」







寝起きで開きにくい目を一生懸命開いて、洗面所までむかう。



あぁ、待って、なんて声が聞こえたから足を止めた。







「タオル!」



「…ありがと」







そんなの自分で出すのに。



かわいい。







「っ早くしてよね、遅刻する!」



「え……涼介?」



「……なに」







いや、待て。



これは言っていいんだろうか。



いや、まずくねぇ?



でもでも、、







「なんだよ、なに?言って!」



「涼介、今日、」



「ん?」



「休みだよ」



「……………え」







涼介くんフリーズ。



いや、叩き起こされた時点で、おかしいとは思ったけど。



ご飯が片付かないからかなぁと。



そしたら遅刻するなんて言うから。







「えええええええ、うそ!!」



「ほんとだよ、カレンダー書いてるでしょ」



「………ほんとだ」







壁にかけてあったカレンダーを見て、ぺたんと座り込んじゃった。



うるうるの目でこっちを見ってくる。







「だいきぃ…」



「………ぷっ笑」



「!! だいき!!」



「だって笑」







思わず吹き出しちゃった。



ほっぺをぷっくり膨らませて拗ねてしまった。







「りょーすけ?」



「知らないっ」



「怒るなよ」



「……」



「…どこかでかける?」







俺がそう言うと、ぴくりと揺れた肩。






「いちごのクレープとか。食べに行こ?」



「……行く」



「よし笑」







食べ物に釣られちゃって少し悔しそうにしてたけど。笑








「行こ?」



「わーっ、待って待って!」







慌てて俺の後を追って来た涼介の手をぎゅっと握った。







「…外だよ?」



「いいの」



「ふふ、大貴すき」



「ん、俺も好き」








これからも俺の隣で笑って、大好きな声を聞かせて。







______fin.

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ここなっつ(プロフ) - アリスさん» 読んでいただいてありがとうございました!今、ありやまで「Mimi」という作品を連載しているので、よければ見てください! (2018年8月11日 22時) (レス) id: b98a4aa5db (このIDを非表示/違反報告)
アリス - すごくおもしろかったです。 またありやま書いてください! (2018年8月10日 9時) (レス) id: 01682b6927 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - わたがしみたいになりたいさん» 本当ですか!よかったです!! (2017年10月21日 20時) (レス) id: e0cbb39ac1 (このIDを非表示/違反報告)
わたがしみたいになりたい - 元カノ出演も見たかったので! (2017年10月20日 19時) (レス) id: 52424801fe (このIDを非表示/違反報告)
わたがしみたいになりたい - いろいろ感謝です! (2017年10月20日 19時) (レス) id: 52424801fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここなっつ | 作成日時:2017年5月20日 18時

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