もしもし___ 〈 ar × ym 〉

voice...25 ページ25

大貴side





「げほっ、、はぁ？！」



「……」



「ちょっと待て、山田」



『なんで』



「いや、なんでじゃないから」





お風呂場も出て、ご飯も食べてのんびりしていたのに。





有岡大貴、飲んでいたジュースを吹き出してしまいました。



口をへの字に曲げて片付けてくれる山田。




いや、片付けてくれるのはいんだよ、 別にさ？うん





「いま、なんつった？」





俺がそういえば、目の前に突き出される紙。





「俺、大ちゃんについて行く……じゃねぇよ！」



「……」





あきらかに不満気。



うん、 まぁそうだろうよ。





「ついてくって、どこに」



『カフェ』



「ぜっっっったいにだめ！！！」



『なんで』



「だめったらだめ！」





山田はさらに不機嫌になって、紙になにやら書き足している。








" だって心配なんだもん。今日みたいなことがあったら "




「大丈夫だって」




" ずっと端っこの席に大人しくいるから！"







こんな格闘というか、両者譲らずかれこれ数十分。




結局俺が折れた。







「♪」




「はぁ…… 絶対におとなしくしてろよ！」



「((こくっ」







あぁぁぁぁ、もう、心配なのはこっちだわ

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