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第五十九話(美風 ページ14
「おはよー」
「あ、Aちゃんおはよー！」
「うん」
クラスメイトに声をかけられて返事をする
蜜柑「あ、A！！おはよー！」
「おはよう、蜜柑」
蜜柑「昨日は楽しかったなー！！」
「うん。川も綺麗ですごかった」
蜜柑「そこかい…」
「また、遊ぼうね」
蜜柑「ええよ！！」
「うん」
蜜柑「？どしたん」
「最近引っ越してきた人いるよね」
蜜柑「あ、そう言えばおったな」
「ね。」
蜜柑「結構珍しいよな」
「うん。私はお父さんが前住んでたところだからここに住むことになったからね」
蜜柑「そうやなあ」
「学校ついた」
蜜柑「あ、先生きた」
「あ、おはよう。今日は早めに席に着いてね」
「？はい」
先生がそう告げて、廊下を歩いていった。
蜜柑「なんやろうな？」
「さあ…？」
なんだろう。
私達は教室に入る
「みんな席に着きましたか？それじゃあ入ってください。今井さん」
「はい」
美しい黒色の髪にまるでアメシストのように輝いている瞳
扉から出てきたのはきれいな少女だった
「…今井蛍」
綺麗な少女はそれだけ言って黙った。
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