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山田side


校舎裏の駐輪場に行くと


携帯をいじってる彼を見つけた



山田「ごめん、またせた」



知念「ほんと、おっそい」


山田「ごめんごめん、ちょっと色々あって」


知念「色々って?」



山田「いやー……階段から落ちそうになって」



知念「怪我は?」



山田「ないよ!有岡に助けてもらった」



知念「ふーん」



知念「ま、遅刻した罰で涼介前な」



山田「はいはい」





こうやって都合が合えば自転車に乗って送りあっている



知念がちゃんと乗ったのを確認し自転車のペダルを踏む



知念「涼介また髪色変えた?」



山田「少し明るくしただけだよ」



知念「あ、そう言えばあやみちゃんどうなの?退院できそうにないの?」




あやみ



あやみは俺の妹

死に至る病気ではないが入院中の妹



山田「まだ無理らしいよ」



知念「卒業式までには退院できるといいね」




うん、間に合って欲しい


卒業式ぐらいはちゃんと出させてあげたい



山田「そうだな」



といい、自転車のスピードを加速した

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作者名:ちぃまる | 作者ホームページ:ちぃまる  
作成日時:2019年1月20日 23時

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