episode5 ページ7
財前「教室にはないんか､､､」
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オレンジ色と紺の光が差し込む教室を、少年は１人さまよった。
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財前「彼氏､､､おるんや､､､」
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教室の隅でポツンと、息を吐く少年。
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財前「え､､､小金井先輩って彼氏おるんですか？」
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少年は少し戸惑った様子でもう一度先輩に問い掛けた。
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白石「おぉ。まぁつい最近なんやけどな？
神奈川から引っ越してきた、荒木秀弥っちゅー奴と付き合い始めたんや。
せやから、狙うだけ無駄やと思うで？狙う予定とかあるんやったら、顔見てないうちに諦めた方がええよ。」
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「別に狙う気なんて､､､」と呟いた少年の横を、ラケットを持った白石が通りすがった。
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白石「まぁ確かにいい奴やし何でもできるし顔もええな。
こんやもんやで？それよりはよ着替え。部活始めるでー」
部室のドアに手をかけながら、男は言いたいことを言い部室を後にしたのだ。
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なんでやねん。
なんで顔も見たこともない奴にこんな複雑な思いせなあかんねん､､､
財前「アホらし。」
そーや。先輩のゆー通りや。
顔見てへんのなら、いっそのこと見ないで過ごせばええんや。
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結局、教室に鍵はなかったため、少年はお昼に過ごした屋上へと向かった。
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財前「ここにもなかったらどないしよ。」
そう言いながら、屋上のドアに手をかけ、ドアノブを回した――――――。
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財前「､､､？」
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「っっ､､､」
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誰か､､､おる､､､？
少年はもう一押し力を強め、ドアを開ける。
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「っっ､､､ｸﾞｽﾞｯ」
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財前「っっ////!!!!」
少年は息を飲んだ。
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財前光、12歳。
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世界で一番、美しい泣き顔を目にしました――――――――――。
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ぴょん(プロフ) - ★瑞希★さん、ぴょんです。★瑞希★さん、関西弁すごいですね！更新楽しみです！ (2012年9月17日 21時) (
レス) id: c1f249cd3a (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 初めまして!!財前くん目線なのがすごく面白いです！続き楽しみにしてます♪ (2012年9月17日 17時) (携帯から) (レス) id: 508a72acb1 (このIDを非表示/違反報告)
忍足優香(プロフ) - ★瑞希★さん» (笑)頑張って！勉強は....ま、まぁ無理はしないように(´∀`)♭ (2012年8月31日 20時) (レス) id: dbe6c68233 (このIDを非表示/違反報告)
★瑞希★(プロフ) - 忍足優香さん» きゃｰｰ!!(//∀//)いっ､いつもありがどうございﾞまﾞずっ､､､(;_;)私にわ勿体無いお方っ､､､泣優香さんの期待に応えられるよう頑張りますね!!笑(｀∧´)ゞ勉強､､､頑張ります笑笑 (2012年8月31日 20時) (携帯から) (レス) id: 5aea267b09 (このIDを非表示/違反報告)
忍足優香(プロフ) - どうも！★瑞希★さんの作品全部読んでます！忍足謙也の小説完結おめでとうございます。今回の小説も頑張って下さい！あと、勉強も(笑)。応援してます。 (2012年8月31日 20時) (レス) id: dbe6c68233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★瑞希★ | 作成日時：2012年8月29日 2時
