人間と悪魔のお話(Part2)

45話 ページ3

きっと明日の「師団披露」には多くの親が来るだろう。
そりゃ、悪魔でも親は親だ。我が子の師団の様子など見るのは当たり前…

だが、きっと私の親は来ないだろう。
私に無関心な親が、師団披露の事を知っても絶対に行かない。

まぁ、私も親など別に来なくていいし寂しくもないが一応伝えておくか。

部屋を出て、下に降りると父と母がいた。
今日は早出ではないのか…珍しいな。

『父上母上…明日は師団披露があります。もし、気が向けば出向いてくれると…』

父「……」

母「行けるわけないわ。こっちも忙しいの」

『そうですか』

こんな返事来るのは知ってた。それに来て欲しいわけでもない

『……いってきます…』

だがら、逃げるように出て行ったのは気のせいだ。


学校に着く。
今日は前夜祭だが、奴らは祭りが好きなのか騒ぎ盛り上がっている

『…師団に入ってなければ…こんな所来なかった』

さっさと自分の師団の所に行くとするか


ア「では説明します。作戦名は「即撃必勝」狙うは学校中央広場の注目。皆が集まり前夜祭終了と同時に鳴る本祭開始の鐘これが鳴り終わった瞬間に花火を打ち上げる！要はスタートダッシュでだしぬいて、後の本祭は小さめの華やかで美しい花火を定期的に打ち上げてアピールする…と以上が概要になります」

流石アズ…ちゃんと計画を立てるとは
これなら上手くかもしれん…

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