人間と悪魔のお話(Part2)

68話 ページ29

『その…これは….私だけ何もないのは…悪いと思い…せめてコレと思って作っただけだ……



い、嫌なら返せ』

入「いっ嫌ではないよ！！ありがとう！！」

ア「驚いただけで、嫌ではない！」

ク「Aち器用なんだね！」

私が渡したクッキーは熊の形をしたもので、クララは気に入った様だった

『質素なものだと…悪いだろ…その形は道具で簡単にできるが………』

入「Aまで作ってくれるなんて嬉しいなぁ」

ク「早速いただきましょう入間様！」

ク「いただきまーす！」

『あっ！？いっ今食べるのか！？』

家で食べると思いきやまさか此処で…！？

ア「当たり前だろ？」

ク「美味しー！」

『なっ！？』

クララはパクリと食べ感想まで述べる

何故か顔が赤くなり、此処から逃げ出したい…逃げよう…

入「あれ？！A顔が赤いよ！？」

『赤くない…！！私はそろそろ戻るからな…！』

私は逃げ出す様に…実際には逃げてるのだが
教室まで一気に走り、調理室から出た。


そのあと三人も追う様に教室に来て、クララが

ク「見てみてー！Aからクッキー貰ったの！」

といった瞬間、クラスメイトの奴らが挙って私に迫ってきたのがとてもめんどかさく、そして、まだ(何故か)赤い顔を見られたくないので、窓を突き破り出て行ったが


仕方ない事だと思う。

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