第八話 ページ10
♡♡♡
原作に関してはどちらもフル無視の方向で！！
A「…(どういうことだ？私の知っている有名な学校といったら、イーストン、ヴァルキス、セント・アルズの3校のみ。しかも魔法が当たり前な世界でこんな反応はありえない)」
Aは周りを盗み見ると、ほぼ全員の額にアザが無い。
根津「それでは、こちらから質問させてもらうのさ。まず、Aくんはどこから、どうやって来たのだい？」
A「…私は、自分の家で実験をしてて、腕に薬品をかけたらここにいた」
根津「実験？それは一体どんな実験だい？」
A「えっと、主はまだ一度も作ったことのない効果のものを作ろうとしてるけど、頼まれれば強化剤とか、なんでも作るかな」
デリザスタからは良く肌に良い効果のものを求められる。
根津「う〜む(嘘には聞こえない)」
根津が黙りこくってしまい、なんとも言えない雰囲気が漂う中Aは、ふと声を漏らした。
A「…あ、」
相澤「どうした、何か思い出したのか？」
A「いや、そういう訳では無いんだけどちょっと思いついた事があって、」
根津「是非、聞かせてくれるかな」
根津の質問に、コクリと頷く。
A「まぁ、あくまで仮説だけど、恐らくここは私にとって異世界だと思うんだよね」
「異世界？」
他の先生が声を漏らす。
A「うん。そう思った理由はいくつか。まず1つ目はネズの話していたヒーロー、ヴィランについて。私の世界にはそんな職業は無い。近いなと思う職業はあるけど、そんな呼び方する人は今まで見たことがない」
相澤「それは神覚者とやらか？」
A「そう。神覚者とは、年に一度、最も優秀な生徒に贈られる称号で、神覚者となった者は『神に選ばれし者』として崇め奉られ、様々な特権を持つことになるの。神覚者は国の最高法定機関・魔法局に入局してて、実質魔法界はその神覚者に統治されてる」
1つ目を説明し終えたところで、一人の職員の手が上がる。
「ねぇ、その魔法局って、」
A「質問は名乗ってから」
ミッド「あら、ごめんなさい。私はミッドナイトよ。さっきの質問だけど、その魔法局っていうのは？」
A「2つ目の理由はそれが大きく関わるかな。私の世界では魔法が使えて当たり前なの。魔法局は魔法界で最も権力を持つ機関で、神覚者の選抜試験では魔法を使って勝ち抜いて、やっとなれるもの。数年に一度には死人だって出る」
一旦終了！！
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作者名：arisu | 作成日時：2024年3月10日 20時
