第五話 ページ7
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Aは固有魔法である〈ノーズテイク〉を発動し、Aの横の空間から突如現れた隙間に手を突っ込んだ。
A「この前デリザスタ兄様から何本かもらったヤツ、試してみるか〜」
Aは呑気に亜空間の中でゴソゴソと"ヤツ"を探す。
？「(一体何のつもりだ？)」
A「あ、あったあった」
Aは亜空間から金色に輝く長い物体を取り出した。
？「あれは…鉾か」
敵はその輝く鉾をジッと見つめる。
A「大正解〜！！そうそう、鉾だよ！」
Aは面白そうに言うと、鉾を構えてニッと口角を上げた。
A「私の能力はそんなに前線向きじゃ無いって言われてたけどっ、」
先手必勝。とでも言うように喋りながら鉾を突き立て相手に向かう。
A「私自身に秘められた潜在能力は、それをもカバーするとこのできる才能！つまり私は天才だったんだっ！！」
その速さは日本で言うとまさに忍者そのもの。
躱せないことはないが、不意打ちだったら一撃物だ。
？「っ！！(コイツ、速いっ！)」
相手の首に鉾が当たるその瞬間、Aはギリギリの位置で動きを止めた。
？「…？」
鉾の先が地面へ向かったと同時に、Aの身体も地面へと倒れたのだった。
？「…とりあえず、侵入者確保」
呆気なく終わった戦いの末、倒れたAを抱え、男は建物の中へ入っていった。
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固有魔法の説明しときます！
〈ノーズテイク〉
何も無いところから自分しか触れることのできない亜空間(四次元ポケットみたいなイメージ)を作り出す。(複数個可能)
亜空間の中は無限と広がっており、中に武器や薬品などを収納している。
その隙間の中だったら自由自在に物体を操ることができる。
セコンズなどは考えてすら無いので、いつか出番が来たら書きます！
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作者名：arisu | 作成日時：2024年3月10日 20時
